2014年ガンバ大阪ベストゲーム・ベストゴール・MVP

これをやっとかないとシーズンが終わった気がしないので。
と言いつつ去年はやってないんだけど。

  • ベストゲーム

はい、まずベストゲームから。
これは大いに悩んだ。
今もちょっと悩んでる。
第27節鹿島アントラーズ戦と、第32節浦和レッズ戦
2014年を振り返った時、どちらも転換点となったゲームと言えて、この2つの勝利のうちどちらかひとつでもなければ今季の栄冠はなかっただろう。
こういうギリギリのキワキワの勝負で勝ちを収めることができるというのは本当にチームとしての経験になる。
こういう経験を繰り返していくことで言葉だけではない「勝者のメンタリティ」というものが蓄積されていくのだろう。

5連勝で迎えたアウェイ鹿島戦。
相手は2位。
ガンバ大阪はじわじわと順位を上げてきての4位。
ここから先、さらに上を狙うならこの憎たらしくも手強い相手から勝ち点3を奪わなければならない。
というところでの勝利。
得点の推移も 鹿島1-0 → ガンバ1-1 → 鹿島2-1 → ガンバ2-2 → ガンバ2-3という一進一退の熱い攻防。
決勝点はこのまま引き分けかと思われた90+3分に、リンス。
あれは痺れるゴールだった。
劇的という言葉では足りない感じ。

一方の浦和戦。
首位対決。
その勝ち点差は5。
前週にナビスコカップを制した余勢を駆ってこのゲームもものにしたいところ。
試合は序盤から実に引き締まった好ゲーム。
両軍ともに日本代表のGKを門番として、お互いゴールに鍵をかける。
しかし終了間際になって、ホームでの優勝決定に色気を出した浦和の隙を突いて佐藤、倉田が連続でゴールを決めて2-0。
監督の采配と控え選手の活躍がキラリと光った、とても見応えのある、そして2冠目へ大きく一歩を踏み出した勝利でした。
選手たちの試合後のコメントからも興奮が伝わってきて、これは何か起こるなと思わせるゲームだった。

ということでこの浦和戦がベストゲームかなー。
やっぱ特別だわ。


2014年11月22日【第32節】浦和レッドダイヤモンズ vs ガンバ大阪(埼玉スタジアム2002) - YouTube


  • ベストゴール

ベストゴールも結構悩んだ。
万博でのダービーの阿部の1点目も素晴らしいし、第32節浦和戦、カウンターからの佐藤のゴールも最高だった。
でもいろいろ悩んだ結果、やっぱりこれを推したい。


この第15節ホーム甲府戦の宇佐美のループ。
33秒あたりから。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=E3f2jwe6B64#t=33

まぁ基本、ループシュート好きという個人的嗜好もあるんだけれども、まずもって美しいし、あとやっぱり今シーズンのガンバ大阪の怒涛の追い上げがこの第15節のこの宇佐美のゴールから始まったという意味的な部分でも記念碑的かなということで。
モニュメンタル。

何度見てもふつくしい…。


  • MVP

そしてMVP。
これはもうあんまり迷わなかった。
GK東口順昭を選びたい。
最終節徳島戦の後、監督がインタビュアーに「今季のMVPは?」と問われて答えたのも東口だった。
ほんとそう。
宇佐美もありかなとは思ったけれども、2014年のガンバを振り返ってみるとやはり特筆すべきはその安定的な守備で。
その中でもいつもその中心に居たのが東口順昭
彼の存在感、影響力は際立っていましたね。
1-0の展開を安心して見れる日が来るとは思ってもみなかったです。
もう後光差してる感じある。
広い守備範囲とキャッチからフィードへの早さ、そして超絶なシュートストップ。
頼もしすぎる。

で、今季特に度肝を抜かれたのがこれ。


東口のワンハンドキャッチ。
これのちょうど2分47秒あたりから。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=a-i2Idgs89g#t=167

もう何ならこれが今季のベストゴールでもいいかもしれないw
どこの若林源三だ。
ほんとすごい。
まぁ東口がいなかったら今年は失点ももうちょっとあっただろうしその分勝ち点も落としていただろう。
ガンバに来てくれてありがとうありがとう。


というわけで、僕にとっての2014年のベストゲーム・ベストゴール・MVPでした。
今年は本当にガンバ大阪にとって幸せな1年間でした。
願わくは来季以降もこんな幸せな瞬間が訪れ続けますように。

来年はACLもありますしスル銀でリーベルとの対戦もある。いろいろ楽しみ。
2015年もよろしくお願いします。