阿蘇ライド2018 Day1

9月2日日曜日。
大阪南港を20:00に出発してから約9時間。
朝の5時過ぎに固いベッドから身を起こし、船上デッキへと朝日を見に行く。



雲が多くて太陽ははっきりと見えないが、なかなか良い天気になりそうな空。
いよいよ阿蘇ライドの1日目がスタートである。


この日のルート。

113km / 2,355mUP。
マジかよ。
がんばりましょう。

別府港に到着&出発

フェリーは8:00前ぐらいに別府港に無事到着。
輪行袋を担いで下船。
降りる通路のあれ何ていうの、タラップじゃなくて、なんか橋みたいな。空中通路みたいな。
そうそうボーディングブリッジ。(ググってきた)
あれを通ってターミナルまで。
歩きも多くなる旅なのでSPDシューズで来てよかったぜ。


コインロッカーもあります。

輪行解除して、もう一度ここに帰ってくるまでは使わないであろう荷物をロッカーに3日間預けておきます。
コインロッカーなので最長利用期間とかが定められているとは思うのですが、まぁ注意書きみたいなのを読んでも回収だの撤去・処分だのは特に書いてなかったので、出すときに延長料金を払えばいけるだろうということでそのままに。
(結局、延長料金も要らなかったのですが。)
気になる方はこういう場合は管理会社に連絡しても良いかもしれないですね。


さんふらわあデカい。


ということで準備万端。

荷物預け入れよし!

忘れ物なし!

いざ出発!

最初の目的地は500m先のローソン!


ボトルとか空ですからね。
水を補給して小腹も埋めて補給食も買って今度こそ真・準備万端。


いい天気!
でもまっすぐ続く上り坂がもうここから見えてる!
あれを登れというのか!

断る!!!!!!!


スタートからいきなりそういうのってメンタル的に結構キます。
でもまぁそうも言ってられないので観念して登ります。
タンタンと。
このへんは結構交通量もあってあれなんですが、道幅もそこそこあるのでまぁいける。
ただ本当にずっと登り。
信号のたびに坂道発進です。

先にネタバレすると別府市と由布市の市境までずっと18kmの登りです。
特に景色とかも良くなく。


山だな~という感じ。

由布市に突入

走り出したときは青空も見えたんですが、別府市街を抜ける頃にはどんより曇り空。
ところが18kmずっと登ってきて由布岳が見えてきたと思ったらいきなり景色が開けて素晴らしい青空が!!!


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うきょーー!!
これはテンション上がった。
パシャパシャ写真を撮る。
観光バスがけっこう通るので邪魔にならないように気をつけながら撮る。



無駄にパノラマとか撮ったりする。

この景色の本当の魅力を100とするとこの写真は2とかです。


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あれが由布岳。
この日は頭が見えなかった。


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いやー、最高でした。
ここまでのしんどさが報われたわ~。


そしてここからは一気に5kmほどを下って湯布院の街へ。
1週間ぶりぐらいの下り道のような気がする。

やまなみハイウェイへ

湯布院に入ったらコンビニへピットイン。
久しぶりの文明って感じがする。

ちょうどお昼だったので昼ごはんを食べてボトルも補給して再出発。
湯布院は観光地って感じになってて見物する気にもあまりならず、先を急ぎます。
今日は113km走らないといけないのにまだ23km。
ただいま時刻は12時。
いけるか?


いよいよやまなみハイウェイへと入っていく。
湯布院からは国道210号→県道11号と通らずに、もう最初から県道11号を進みます。
アンチ大きい道。

しかしこの県道11号への入り口がわかりにくい。
ルートをサイコンに入れては来たものの、「あっれ~?」とか言いながらちょっと迷ったり。
そしたらこんな感じ。


いやいやいや。



いやいやいや。
めっちゃ私道っぽいやん…。



えーと、これやまなみハイウェイに繋がってるんですよね?


まぁそんな感じの道を進みながらまたひたすら登ります。
ちょっとしたアップダウンはあるのですが、基本的には30km地点から66km地点までは登り。
うちの奥さん(650cライダー)もよく頑張ってる。

ひたすら登り&登り


車はまぁまぁ少なかった。
日曜日は逆に少ない?



蛇越展望台。


ここからちょっと進むとパーキングエリアがあったのでここで休憩。
トイレと自販機もあって助かる。
でもゴミ箱がないので飲んだあとの缶やペットボトルは持って帰らないといけません。


スポツヨことスポーツようかんを摂取。
正直スティックタイプは食べにくいと思う。



食べたらたぶん体がデカくなってブロックとか壊せるようになるやつ。



代わり映えせぬ景色!!


野菜の直売所があったのでちょっと立ち寄り。


生で食べれるとうもろこしということでおばちゃん1本ちょうだい → うまっ。
本当なんかこう「生野菜」って感じでしたよ。まぁ生野菜なんですけど。

牧ノ戸峠を越えて阿蘇市突入!

順調に距離を稼いで飯田高原(はんだこうげん)→長者原(ちょうじゃばる)を抜け、いよいよ本日のメインイベント牧ノ戸峠越え。
ここを越えれば残り50km弱はほぼ下り。
下りのみ。
頑張れ俺。



曇ってきてます。



曇っております。

こっからほんと長かった。



晴れてたらいい景色だったんだろうねぇ。



ということで登頂。
ほんとキツかった。
牧ノ戸峠さんマジしんどい。


レストハウスがあるのでトイレと給水を済ます。
この時点で16:40。
ポツポツと雨も降り出している。
宿の方には17:00到着予定と言っておいたのだが、完全に遅れる感じなので電話を入れておく。

雨が降り出したのでジレを着込む。
iPhoneをジップロックに入れる。
峠のピーク地点なので下っていけばすぐ止むかもしれない。
それほど雨脚は強くない。
しかし長い下りが続くので安全のためにもゆっくり下りたい。
残り50km。
晴れていれば2時間弱で余裕で行けると踏んでいたがどうなるか分からなくなってきた。
ゆっくりと急ごう。

雨のダウンヒル&暗闇ナイトライド

案の定雨はすぐに弱まった。
 ↓
しかし走ってるとまた降り出す
 ↓
また雨雲抜けた!
 ↓
ここは道も濡れてない!
 ↓
ジレ脱ごう!
 ↓
直後にザーザー降り出す。

その繰り返しでしまいにはビショビショになったょ……。


そして宿に着く頃にはトップリと日も暮れて、街灯もないので道は真っ暗。
なんか霧とかも出てる。
もうほんと参った。
サイコンのバッテリーも切れて、道もいちいちiPhoneで確認しながら。
ポケット内ではジップロックに入れてるので出し入れするのにストレス貯まる。
途中で寄ったスーパーの冷房が効きすぎててさらに体力が削られる。


とまぁ、いろいろありながら予定を大幅に遅れて21時ごろに何とか宿に到着。
本当に疲れた。
予想では「いや~疲れたけど楽しかったね~笑」なんつって晩ごはんを陽気に食べる予定だったのにめっちゃ静かやったわ。


泊まったのは「プレミアムスウィッチプラス コンドミニアム」という素泊りの宿。


(翌朝に撮った写真)

キッチンとか冷蔵庫とか何もかもが付いてこれで税込3,500円とかですよ。
やっす。
じゃらんポイントがあったのでさらに値引きされて二人で5,000円とかで泊まれましたわ。


部屋は室内にシャワーもあり、トイレもちゃんとしてて室内の備品はほぼすべてが無印良品のもので統一されてて清潔感もあり。
ウッドデッキもあって天気が良ければ星空も楽しめそう。
個人的にはこういう「設備は整えとくからあとは好きにやってね」みたいな放っとかれるやつって大好き。
料理の材料とか飲み物とかだけ自分で調達すればあとはもう自由っていう。

しかしこの日は料理をする元気もなく、結局買ってきた惣菜とか簡単なものだけ作って晩酌。
いろいろと計画倒れである。

自転車も本当は中に持ち込んで良いですよと言われてたんですけども、さすがにズブ濡れバイクは持ち込める気になれなかったです。申し訳なさすぎて。
なので外の屋根のあるとこに止めさせてもらいました。


ということでハードな1日目が終了。
ここまで疲れるとは思ってなかったw
23:00ごろ意識を失うように就寝。

112km / 1,982mUP