第7節 ダービー

セレッソ大阪 2-2 ガンバ大阪

試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、ピッチに倒れこむ選手たちを見てすごく誇らしい気持ちになった。
全力を出し切って、絶対に勝つんだという気持ちで見る者の心を震わせるような、そんなプレーの数々。
勝ちたかったけども、でも見てくれよあれが俺たちみんなが愛してやまない選手たちだよというような。
何かそんな感傷的にすぎるウェットな気持ちになったりもしたけれど、それが試合後の正直な感想でした。

「ダービーは内容よりも結果が全て」ということはよく言われることだし、僕も先のエントリではそんなことを書きましたけれども、負けなくてよかったとかそんなちっぽけなことではなくて、こんなにも気持ちの入った、選手全員が勝つためにファイトする姿を見てしまったら、思い通りの結果ではなかったからといってブーイングなんかできないなと思った。
もう本当に心の底から拍手を送りました。
いや、マジで勝ちたかったですけども。
2−2。
いいゲームでした。


まぁ客観的に見ればセレッソのゲームだったのかなーとは思います。
さすがに勢いのあるチームだけはあるという繋ぐプレーがそこかしこにあったし、ピッチも広く使ってたしフォルランのキックはさすがだなぁとも思った。
柿谷はイマイチ調子に乗れてない感じらしいですけども、十分怖さもあった。
山口蛍もいい選手になりましたな。
あの1点目のスペースを作るランとか嫌らしすぎる。
あちらさんは勝てたと思ってるだろうけども、こういう試合をものにしてタイトルを取って、今のようなバブルではない歴史をチームで積み重ねて、星の一つや二つがエンブレムの上に乗っかるようになれば、このダービーもまたもっと深みが増すんじゃないかと思います。
なぜか上から目線です。

で。
この日のガンバさんなんですけども、まぁ良かったと思います。
良くないなりにも良かったと思います。
久しぶりの複数得点が阿部の個人の力量による部分大だったとはいえ、決して不当なドローではなかった。
今野の怪我という不測事態による遠藤ボランチでしたけれども、逆にそれが奏効してセレッソDF陣を混乱せしめ後半立ち上がりから2−2になるまでガンバが試合を握ってた。
あすこの時間帯で3−1にできていればなーと思わずにいられない。

FKに関してはまぁフォルランさんさすがですねという部分と東口……という部分とがありますけども、この試合東口のおかげて2点か3点ぐらいは助けられた面がありますのであまりこの失点を責める気にもなれず。
まぁしょうがない。
あれはらんらんフォルランが上手かった。

印象に残ったのは阿部と大森でしょうか。
空いたスペースに走りこむ動きでチャンスを作ってた。
まだまだだとはいえ、今のガンバにはああいうプレーが必要。
ボールが来てから動くんじゃなく呼びこむ動き。
倉田とかもっと頑張ってほしいなぁ。

そして阿部の2ゴール。
あの2点目は今年の私的暫定ベストゴールです。
嬉しさのあまりどうにかなるかと思った。
メーター振り切った。
ああいうシーンをこれからももっと見たい。


まぁそんなこんなで。
やっぱりダービーって楽しい。
なんかこうHP持ってかれるような試合ってそんなにないですし。
いいものです。
コレオもカッコ良かった。(俺らのな。)
今回は勝てなかったけれどもこの借りは9月の万博で返そう。
借りっぱなしとかよくない。
お疲れ様でした。