負けてはいけなかった試合

えーと。
試合から4日ほどたってなんとか試合のことを振り返れる程度には精神的かさぶたができてきたので軽く振り返ってみようかと思ってキーボードを叩き始めたけれどもあまり思い出したくない出来事ではある。

まぁ何でしょうね。
なんと言っても負けちゃいけない相手に負けちゃいけない場所で最悪な負け方をして「セレッソにはぜひ決勝で、我々の思いも含めて頑張って欲しい」とかいう試合後の監督コメントまでが最悪オブ最悪だったのでこちらの生命維持機能までが危ぶまれたのですが何とか生きてます。
とりあえずその「我々」には俺を含めないでほしい。

わかるよ?
チームの状況的に代表に主力を取られたり怪我人が多くてターンオーバーをできるほどには選手の駒的な余裕がなかったり、そもそも監督のリクエスト通りに補強がされなかった(そこは本当かどうか知らんけど)り、計算してた戦力が海外移籍しちゃったりそういった諸々で今季ここまでチームが万全・順調ではないことは理解してるつもり。
でもそういうことも含めてすべてチームの力というか問われるべきクラブの強さというものであって、そういう言い訳の数が順位の数字の大きさに比例するものではないと思ったりする。

というか何でしょうね、一番納得いかないのは負けたことそれ自体よりも勝ちにいかなかったことですよね。
守り切ろうという選択は冷静に考えれば全然ありだし、無難な感じではあるけども普通の負けられない試合では非難されるべきものでもないとは思う。
ただねぇ…。
これはダービーなんですよねー。
ダービーで引き分けを狙うような監督はお呼びじゃないんですよね。
ガンバサポは全体の傾向として“倒れるなら前のめり”な姿勢が好きみたいな人が多いと思うんですけども、長谷川健太は5年間監督をしてきてそこんところの俺らの心情をやっぱり理解してくれなかったんだなぁという残念な気持ちがある。

あのサンドバッグになってた時間帯、見ててほんと辛かった。
もうほんと「死ねば助かるのに」*1とか思いながら見てました。
悲しい。


まぁこれで今年のガンバは終わったわけですけども、終わってないですけども、来年とかどうなるんでしょうね。
まだ現時点では残留が確定してないところにちょっと怖さがある。

フロントと現場が上手く噛み合ってないような不安を感じてます。
スタジアム運営やU-23など、急に経営規模が大きくなって全体に手が届いてないような。
思い過ごしかもしれんけど組織としてアップアップしてるのかなというような印象がある。
まぁ頑張ってください。
応援するしかないです。

これで一つのサイクルは終わった。
来季からのガンバ大阪はどんな顔を見せてくれるのかはわかりませんが、願わくは見ていてワクワクするような、次の試合も足を運ぼうと思わせてくれるような、そんなチームを希望します。
大丈夫かなー。
結構不安。
よろしくお願い申し上げます。

*1:『アカギ 〜闇に降り立った天才〜』/福本伸行

ダービーだ(回文)

お疲れ様です。百舌鳥日記を書いてる人です。

先日の4日、水曜日は今季3回目のダービーでした。
ルヴァンカップ準決勝第1戦。
諸事情により現地にも行けず、TVでも見れずで試合後にLIVEトラッキングとハイライトを見たぐらいでした。
長居スタジアムはなかなか寒かったようで、皆さん風邪など引かれてないでしょうか。

しかしこのLIVEトラッキングというのはなかなか良いですね。何回かしか見たことなかったけど。
シュートやドリブル、タックルといった個々のプレーはわからないですけども、ボールの動きと布陣の変化。推移みたいなのがわかって。
想像力を駆使すれば「見える、見えるぞ……!」ってなるかもしれない。
俯瞰厨に向いてる気がする。


ということで断片的な情報だけで第1戦を見たつもりになってるんですけども、
赤崎の1点目も素晴らしかった。
相手が詰めてこないと見るや狙いすましてズドン。
ちょっとボール変化した?
いやー素晴らしかった。
なんというか赤粼には幸せになってほしいみたいな気持ちがある。

あと井出のゴールよかったわー。
初瀬からのボールも素晴らしかったけど、あのシュートの上手さよ。
最高。
今までどこ行ってたの!とか思ってたけど、ここぞのダービーで活躍してくれて嬉しい。


アレイニコフの世界ワロタw


まぁ始まるまではなんだかなーめんどくせーなーもうええわーとか思ってたこのルヴァンカップダービーですが、蓋を開けてみればやはり盛り上がるもの。
アウェイゴール・ルールは時代遅れなルールだと言われたりもする昨今ですけども、ドラマ性が増すので僕は嫌いじゃない。
それを2つ取って帰ってきたのは大きいですが、これを活かせるかどうかは残りの90分次第。
開始すぐにスコーンとやらかしたりはしませぬよう。
ほんとにありそうだから困る。

リーグ優勝にも天皇杯にも縁がなくなった今季のガンバさん、せめてこのルヴァンカップは獲って意地を見せたいところ。
そのためにも日曜日は負けられぬ。
この第1戦も含めてここ6試合勝ててないことはちょっとの間不問にして、第2戦に向けてしっかりとおいしい豚肉を食べていきたい。


はい。
ということでアレイニコフの世界で締め。


1995/05/03 (A) ●0−1
1995/07/19 (H) ◯1−0 アレイニコフ
1995/09/30 (A) ●2−3 礒貝 2
1995/11/22 (H) ◯4−0 ヒルハウス 平岡 山口敏 アレイニコフ
1996/05/18 (A) ◯2−0 ヒルハウス 木場
1996/09/14 (H) ◯2−0 松山 松波
1997/05/03 (A) ◯2−0 クルプニ 松波
1997/08/23 (H) ◯3−2 クルプニ 2 エムボマ
1998/03/21 (H) ●1−2 クルプニ
1998/09/15 (A) ●1−2 小島
1999/05/15 (H) ●1−2 ドロブニャク
1999/09/11 (A) ●1−4 小島
2000/05/03 (H) ◯2−1 吉原 新井場
2000/07/15 (A) ◯1−0 ビタウ
2001/04/07 (H) ◯2−1 吉原 小島
2001/10/13 (A) ●1−2 吉原
2003/03/08 (H) ◯1−0 松波 *1
2003/04/23 (A) △2−2 山口智 大黒 *2
2003/07/13 (H) ●0−2
2003/10/19 (A) ◯2−0 マグロン 二川
2003/12/20 (A) ●2−3v 新井場 吉原 *3
2004/06/16 (A) ◯1−0 中山
2004/10/02 (H) ◯7−1 フェルナンジーニョ 2 山口智 大黒 3 吉原
2005/05/14 (A) ◯4−2 アラウージョ 2 大黒 2  
2005/07/23 (H) ◯4−1 アラウージョ 2 橋本 遠藤
2005/08/06 (A) ◯3−0 シジクレイ 橋本 家長 *4
2005/08/13 (H) △2−2 フェルナンジーニョ アラウージョ *5
2005/12/24 (A) ●1−3 シジクレイ *6
2006/03/12 (A) ◯6−1 フェルナンジーニョ 3 マグノ・アウベス 3
2006/09/09 (H) ◯3−1 播戸 2 遠藤
2010/03/12 (A) △1−1 明神
2010/09/18 (H) ◯3−2 宇佐美 中澤 安田理
2011/03/03 (H) ◯2−1 アドリアーノ 遠藤
2011/05/24 (H) ●0−1  *7
2011/08/13 (A) △1−1 中澤
2012/03/17 (A) ●1−2 パウリーニョ
2012/08/11 (H) △2−2 佐藤 2
2012/12/23 (A) ◯2Ex.−1 遠藤 家長 *8
2014/04/12 (A) △2−2 阿部 2
2014/09/20 (H) ◯2ー0 阿部 佐藤
2017/04/16 (A) △2−2 藤春 倉田
2017/07/29 (H) ◯3ー1 ファン・ウィジョ 三浦 アデミウソン
2017/10/04 (A) △2−2 赤崎 井出 *9


*1:ナビスコカップグループリーグ第1節

*2:ナビスコカップグループリーグ第2節

*3:天皇杯4回戦@愛媛

*4:ナビスコカップ準々決勝第1戦

*5:ナビスコカップ準々決勝第2戦

*6:天皇杯準々決勝@長居

*7:ACL Round of 16

*8:天皇杯準々決勝@長居

*9:ルヴァンカップ準決勝第1戦

2017年8月ふぁぼりまとめ

9月に入り、もうすっかり秋めいてきましたね。
これからは過ごしやすくなって何をするのもベストシーズン!とテンションも高まっていたのですが、台風タリムのせいでAQJ(青黒自転車部)の合宿も流れてしまい、傷心すること山のごとし。
仕方ないで8月にふぁぼったツイートを見返して癒やされることにする。

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四国カルストライド

いつか自転車で走ってみたいとずっと思ってた憧れの四国カルスト。
9月の頭に休みを取って、ついに行ってまいりました。
忘れないうちにその旅の様子を書いておこう。
いつも通りもうすでに忘れかけてるけども。

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第23節 柏レイソル戦

ガンバ大阪 0-1 柏レイソル

まぁほぼ終戦だろうねぇ。
残り11試合で首位と勝ち点差13。
ACL圏内も怪しい。
なんとか残留はしていただきたいですけども。

どんな試合でも面白い点というのは見つけられるのかもしれないのでしょうけども人間ができてないのでそういうわけにもいかず、「おもんなーい」と身勝手なことを言ってしまいます。
ここ最近ちょっとびっくりするぐらいつまんないです。
選手は楽しめてるんだろうか。
まぁ勝ててないからあれでしょうけど。
ブーイング浴びせられてちょっとかわいそうな気もしますね。
選手頑張れ。


こう、中身がほとんどなくなりかけの「ごはんですよ」の瓶あるじゃないですか。
ほぼ空き瓶の。
桃屋の。
最近の、最近のっていうかどれくらい前からそう思うようになったのかは自分でも定かではないんですけども、近頃のガンバの試合を見ているといつもその「ごはんですよ」の瓶を思い浮かべてしまいます。
こそいでこそいでやっと一口ぶんがあるかないかみたいな量のごはんですよを白いご飯の上に乗っけて食べてるみたいな。
食べさせられてるみたいな。
味も素っ気もない。
ご飯自体はものが良くそこそこ美味しいのでなんとか食べてますけど、もっとこうそれだけじゃない、素材にプラスしてもっとおいしくなるような、そんなチーム作りを期待しています。
なので今のガンバは全然満足できてない、そんな状況です。
早く新しい瓶を開けたいわー。



桃屋 ごはんですよ 180g

桃屋 ごはんですよ 180g

2017年7月ふぁぼりまとめ

ほんと毎日暑いですね。けっこうな勢いで飽きてます。

7月。
ツール・ド・フランスが終わってしまった寂しさもなんとかおさまってきましたけども今年も面白かったですね。個人的にはバルデを地味に応援してたのだけどフルームやっぱ強い。フルームというかチームスカイか。去年のほうが強かった気がするけど。ツール関係もあとはJスポーツの振り返り特番を残すのみか。

そしてダービーがありました。痺れる内容で震えましたね。今年はまだルヴァンで当たる可能性があるらしいけどもどうせあの人たち敗退するでしょうから当たらないんじゃないかな。

はい。
というわけで2017年7月ふぁぼりまとめ。
(鍵アカの人のは入れてません。)
皆さんにいい夏が来ますように。

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第19節 ダービー

ガンバ大阪 3-1 セレッソ大阪

最高の夜でした。
勝ったことももちろんそうなんだけど、今までは何か新しい家に移り住んできて今ひとつ馴染めなかった感じのあるホーム・吹田スタジアムに何かこう火が入ったというかね。やっと熾ったというか。
セレッソ大阪というある種の穢れを触媒として俺らの家で勝手はさせないぞみたいなガンバサポ全員の情念というかね。
ほんとすごかった。
忘れられない土曜日の夜となりました。
この火を絶やさずに燃やし続けていけるといいなと思う。

何かもうこの数行で全部言いたいこと言った気がする。



はい。
試合の方はと言うと、あれでよく勝てたなぁと思ってしまうような前半と後半途中まででした。
今のガンバはビルドアップで攻撃を作れない(「作らない」のかも知れないけど)監督を戴いてるので、ボールを持つと途端に「どうすべー」みたいになる。
持ったはいいけどそのボールを上手くゴールまで運べない。そういう設計で今のチームは運営されている。
と思ってます。
取ったボールを持て余すなんて「あの」ガンバ大阪とは隔世の感があります。
ほんと監督でチームは変わるもんですな。

しかし、それは今回のセレッソも似たようなところがあって。
トランジション、攻守の切り替えのところでチャンスを作る両チーム。
前半にポゼッション率で上回った(上回ってしまった)ガンバはまんまとセレッソにチャンスを作られた。

ガンバも前向きでボールを奪ったときの勢いで一気呵成に攻めかかりたいのだけども、ボールを持たされるとモッサリと停滞する。
頼みは倉田や井手口のドリブル、個人突破か。もうちょっとこの辺は何とかしてほしいよねぇ。
まぁ何事もバランスなんだろうけれど。


先制はセレッソ
相手GKのGKからポーンと抜け出されて失点。
ファビオのファビファビしちゃった対応がマズかったかなーとも思うけどもまぁ誰を責めるでもないような失点に見えた。運が悪かったと思おう。ドンマイドンマイ。

そして待望の65分。
決めたのはファン・ウィジョ。
1-1。
合流して最初の試合がダービーで、そこで決めるとかもうね、最高ですわ。
もう好きになることを決めました。
愛してると言ってもいい。
まだ会ったばかりだけど。
会ってないけど。
もうこの先どんなひどいプレーを見せてもこのゴールを免罪符とします。

まだ彼のことウィジョって呼べるほど心的距離が近しくないのでフルネームで呼びますけどファン・ウィジョはあれですね、何でもできそうですね。
足元もそこそこありそう(これ大事)だし、高さもあるし、裏抜けなんかも期待できそう。ドリブル突破的なのも見せてくれた。
ボールが収まるのがほんと助かる。
これからフィットしていくのが楽しみですね。
81分に米倉との交代の時には何か自然と立ってたよねー。
立って拍手とかしてた。
足の状態はどうなんでしょうかね。
俺が代わりに痛くなってもいいのですが。


そしてこのゲームのキモはこの65分の同点から逆転にするまでの時間だったように思う。
ここで2-1とならず1-2になってたら負けたとは思わないがかなり厳しかった。
どちらに転んでもおかしくない流れ。
それだけに三浦弦太のヘッドには震えた。
2−1。

その後もさらに点を取るためにカウンターを繰り出す選手たち。
そのカウンターからゴール前へのチャンスを見てさらにボルテージを上げるガンバサポ。
ボルテージ上げたスタンド(裸族あり)からの声に後押しを受けてさらに勢いを増すチーム。
そういうふうに両者が互いに高めていくような、そんな感じに見えた後半でした。
楽しかった。
井手口ちょうすごかった。
ヤバイな井手口。
バケモノだな。

そしてダメ押しのアデミウソン
3−1。
あの瞬間のスタジアムのテンションすごかったっすねw
なんかもうあの時間の吹田スタジアムは確実に発熱してたような気がする。
よくぞ決めてくれました。


今回のダービーに関しては試合前は本当にネガな要素が多くて「めんどくせーなー、やりたくねーなー」なんて思ったりもしたですよ正直。
でもだからといって応援してるチームが負けることで自分が傷つくのを怖れるあまり期待をしない、というのもありだけど、そういうことをすると気持ち的には楽だけれども、魂になんの潤いもなく、もちろんこの爆発するような歓喜もないのだ。
自分の人生を他人に乗っけてるとはあまり思わないけども、応援する対象に愛情や気持ちを心から注ぐことで得られる悲喜こもごも、喜怒哀楽、なんかそういう得難いものを得られる体験というのはなかなかない気がする。
心豊かになる週末。
明日への活力。
ホルホルできる1週間。
明日からまた頑張りましょう。
いいダービーでした。