雨のビワイチ。

夏と言えばビワイチな感じがあります。
実際、当ブログでも6月あたりから「ビワイチ」とか「琵琶湖一周 自転車」なんていう検索結果からの流入が増えておりまして。
やっぱ夏休みとかで時間もあるしビワイチ捗るんですかね。
暑いけど。

というわけで、というわけでってこともないんだけども、このお盆休みに青黒自転車部の4人でちょっと自転車で琵琶湖一周してきた。
雨なのに。

コースはこんな感じ。

北湖オンリーな。

ほんとはお盆休み前の8月10日に行く予定だったんだけれども、台風ハーロンのせいで延期になってこの週末になってしまった次第。
台風を避けたところで雨には変わりなかったけども、台風よりはマシ程度のビワイチ。


集合は道の駅びわ湖大橋米プラザに07:30。
JR堅田駅までは輪行
なので余裕を見て4時起き。
のっそりとベッドから這い出て昨夜のうちに準備していた持ち物を軽くチェックして、朝ごはん代わりにバナナ1本だけを食べて出発。
新大阪駅に着いていつもの正面口のポスト横の場所で自転車を解体。
輪行袋に詰める。
輪行のパッキングっていつも汗ダクになってしまうので参ってしまう。

ロードバイクを袋に詰めて堅田駅までの切符1,140円を買って京都線のホームへ。


ホームの進行方向先頭まで行って待機。

新快速に乗って京都駅で乗り換えて、そのまま湖西線へ。
近江舞子行きの普通電車に乗って堅田まで。
正味1時間ほど。
でもこの路線が前日の大雨のせいで若干のダイヤの乱れがあり、どうなることかと思ったけれどもだいたい予定してた時刻に到着。
先行してた2人と合流し、輪行を解除して米プラザまで。

米プラザは朝の7時過ぎでも結構人が居て。
そこでこれから150km余りを走るための準備をする。
ビンディングシューズに履き替え、日焼け止め塗ったりアームカバー付けたり必要な物をジャージのバックポケットに入れたり。

ちなみに僕はこの日はRaphaのPro Team JerseyにGiletにアームカバーという服装。
ジレがちょっとしたカッパ代わりになればと思って持っていったけれども狙い通りになって良かったです。

そんなこんなで予定よりちょい早の7時過ぎに出発。


スタート直後のセブンイレブンで早速補給。

朝ごはんがバナナだけだったので僕はいなりずしとか缶コーヒーをいただく。
「雨降ったら嫌やな〜」なんて言いながら4人で出発。

今回は時計回りで北湖のみを周る予定。
とりあえず西近江路を北上して湖周道路へ。
ほどなくして雨が降ってくる。
「出、出〜www」みたいな感じ。
土砂降りと言っていい雨。
いや、マジでね、これが滋賀かと。
滋賀容赦ないなと。
滋賀ってるなと。
見くびってた。
なんかそんなことを思いながら、語り合いながらみんなでペダル踏んでた。



濡れてるけどここは走りやすかったです。

比良を過ぎて白鬚神社の前を通り、しんあさひ風車村でちょっと休憩して奥琵琶に入る前にマキノのあたりでボトル補給休憩。



自販機の横の柱にアマガエルさん。



このへん。



このあと向かう奥琵琶湖のあたりにガッツリ雲がかかっております...。


ここに来るまでに既に結構雨に降られてたのですが、奥琵琶湖パークウェイに入る前には雨も上がってて、ああ、このままいけばいいなぁと思いながら峠道へ。
雨の峠とか最悪ですからね。

でもパークウェイに入ってもなかなか登りが始まらない。
こっちはヒルクライムいつでもバッチコーイみたいな心持ち。
でもいつまでたっても平坦路。
湖岸でBBQしてる連中を横目に「こんな日に雨とかお前らツイてないね」とか自分らのことを棚に上げながら走る。

そしてつづらお荘のあたりでいよいよ登り坂。
いよっしゃーキター!ってちょっとテンション上がって張り切って脚に力込めたけども、スタートからここまで平坦ばっかで心拍120〜130bpmぐらいで走ってきたので、いきなり登り始めてもしんどいだけなワケです。
一度も心拍上げずのアップなしでいきなりはキツい。

ここの登りは斜度的には大したことなく淡々としてて、登り切ったかな?と思って下ったらまた登りがあって、みたいな感じで精神的に削られた。
先を知らない上り道と言うのはしんどいです。

そんな感じで展望台まで。


展望台からの景色。

晴れてたらもっと綺麗だったろうなー。


ソフトクリームいただきました。

この奥琵琶湖パークウェイの時計回りでの登りはこの展望台がピークではなくて、さらにこっからまだ登りがあるので気を抜いてはいけません。
しかもその登りがいつ終わるとも知れないアップダウン系。
この日は天気も良くなくて霧とかも出てきてて迷いの森感あった。
霧に包まれていつの間にかスタート地点に戻ってる的な。
何かそんくらいいつまでたっても上り下りが繰り返されてた感じがあったなぁ
しんどかった。

そんなこんなで奥琵琶湖パークウェイをクリアして、いよいよお昼ごはん。


道の駅みずどりステーション。

お目当てはビワマス
ここに着くまでは「ビワマスが数量限定らしいので4人のうち3人分しかなかったら嫌やな...。でもそれあり得るで!そうなったら殴り合いの争奪戦待ったなしやで!!」とか言ってたんですけども、見事にビワマス定食(ビワマスの刺し身とかフライとか煮付け付き)は完売してて、みんなで仲良くビワマス丼をいただきました。
殴り合いせずに済んでヨカッタ。
そして臨時休業とかじゃなくてよかった。


ビワマス丼!

ビワマスって初めて食べましたけども、なんつーかなー、こう脂は乗ってるけど癖とかしつこさがない上品な感じで非常に美味。
サーモンやマグロのトロのようでもありながらあそこまでくどくないというような。
ほんと美味しかった。

一緒についてきた小鮎の甘露煮みたいなやつもおいしかった。
ロングライドで塩気のある料理がまたたまりません。


ほいでそこからはもう登りもないし平坦な道を堅田まで帰るだけと思って再スタートしようとしたんですけども、雨雲レーダーとか見るとまた行く手に雨雲が迫ってくるような感じ。
甘くないぜ滋賀県...。

でもまぁあと半分ぐらいだし頑張っていきましょうということでスタート。
黙々と踏んでいく。
前走者の後ろに付いて楽しようとしても、後輪の跳ね上げる水しぶきでペッペッみたいな感じでツラい。
なのでちょっと右にずれてドラフティング。
これでも結構空気抵抗削減できます。
ペダルが軽い軽い。

時々先頭交代して順調に進んでたけども近江八幡市に入ったあたりでアホみたいな雷&豪雨w
雨粒デカすぎて痛い痛い。
いい大人がこんなに無抵抗に雨で濡れることって普通あんまりないよな*1、とか思いながらペダルを踏んでいく。
厳しいぜ滋賀県...。

しょうがないので閉まってる工場?みたいなところでちょっと雨宿り。
雨宿りはしてみたものの、ぶっちゃけ大勢には影響ない。濡れネズミ的な意味で。
もう十分濡れてしまってます。
でもあそこまで濡れながら自転車で走るというのはなかなか得難い体験で楽しかった。

この雨宿り中に虹が見えたんだけども、iPhoneの電池が切れて写真を撮れず。
ちょっと残念。
でもそれも超うっすらとした虹で、こんなにビショビショにしといて何だその中途半端な虹はみたいな感じで何かちょっとイラッとしたんだけどもw

そうこうするうちに雨も弱くなって南の方に太陽も見え初めたので、じゃあ行きますかみたいな感じで再スタート。
もうグローブとかシューズの中は床上浸水レベル。
ポチャポチャいってます。

そんなパーソナルな水害にも負けず、なんとかびわ湖大橋を越え、やっとスタート地点の米プラザにゴール。

走り始める前は、終わったら守山のスーパー銭湯にでも行って汗流すぜーとか思ってたんだけれども、この雨の中で160kmあまりを走った後だとそんな気力も起こらず、さっさと着替えて早く帰りたいという気持ちで一杯になってしまった。
ホント精神的に疲れた。
もう帰るのもめんどくさかった。
マジでこのあと輪行するのかとw
でも仕方ないのでコーラ飲んだりちょっと休憩して着替えて、堅田駅まで戻ってまた自転車を袋に詰めて帰ってきました。

結局20時前に帰宅。
早速シャワー浴びてドロで汚れた白いジャージをウタマロ石鹸で洗濯。

お疲れ様でした。
ほんと今回は疲れたw
雨に降られるだろうとは思って、それなりの覚悟の上で行きましたけれどもやっぱり降られるとキツいです。
でもそれでも辛いだけでなく楽しい記憶として胸に残るのは、やはり気の合う仲間とのライドだからなのだろう。
キツいけど楽しい。
だからまた次行こうと思える。

楽しかったですね。
自転車最高。
また行きましょう。

次回の青黒自転車部部活動は9月6日のアワイチの予定。
楽しみ!

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*1:あ、万博がありますね。