第34節 徳島ヴォルティス戦

徳島ヴォルティス 0-0 ガンバ大阪

心残りが一つあるとすれば、やはりゴールを見られなかったことか。
ゴールを決めて、優勝を確信し、試合終了のホイッスルが鳴った瞬間に何の留保もなく喜びを爆発させたかったというのは確かにある。
あるんだけども、しかしそれによってリーグ優勝の価値は何ら毀損されるものではない。
堂々と胸を張って誇りたいと思う。
こんばんは、9年ぶり2度目のJリーグチャンピオンです。
おほほ。

いやー、しかしこの試合、入りからしてめっちゃ硬かったですね。
普段通りにやれば勝てるだろうとか思ってましたけれども、その「普段通り」の難しさ。
やはり追われる立場というのは独特なものがある。
早いうちに首位に立ってたらいささか厳しかったかも知れない。
そういう意味では残り一試合というタイミングで首位になったというのは良かったのかもしれない。

ガンバとしては勝てばほぼ間違いなく優勝というあれだったですけども、ホームの徳島としても今季ポカスタでいまだ勝利がない中でせめて最後ぐらいは意地を見せたいということでなかなか気持ちのこもったプレーぶりでした。
あれだけ引かれるといかなガンバといえどもなかなか崩せるものではありません。
終盤パワープレーになってしまったのも宜なるかな。

アディショナルタイムに入り、明らかにスイッチを切ったガンバ大阪を見てああ引き分けOKで優勝なのかなと思い、自分の周りの人達も口々に「名古屋勝った!」とか「鹿島も負けた!」なんて言っていて、個人的にはそういう他会場の情報は目の前の試合が終わるまでは入れたくなかったのだけれども、まぁ自宅でテレビを見ているわけでもないのでなかなかそういうわけにもいかず、「ああ、そうなんや」という気持ちと「お、おう……」みたいな気持ちの狭間で今ひとつ優勝の喜びというのはありませんでしたw
まぁそのあとジワジワと実感が湧いてきたのですけども。

2005年の時と比べてどういう喜び方を自分はするのかな、喜びの種類として何か異なる部分はあるのかなというのを何日か前から思ってたんですけども、こうやって実際優勝してみて思うのは、やはりまったく違うなということ。
あの時は初優勝で初めてのタイトルで、もう何かわからないけどとにかく嬉しい!!!!という感じだったんですけども、2014年の今、いろんなタイトルを獲得してきての改めてのリーグチャンピオン
しみじみとその尊さというか手に取って改めて思うその貴重さというか。
何かそういうのを感じます。
これが本当に欲しかった。
本当にガンバ大阪の皆さん、おめでとうございます。

ほいで、これでJリーグは1ステージ制とはしばしのお別れになります。
いつか復活するのかどうかわ分かりませんけどもとりあえず来年からは2ステージ制でチャンピオンシップだのスーパーステージ?だのが始まります。
何だそりゃ感が未だにありますが。
アトランタオリンピックアジアカップ開催による日程の都合での1996年を除き、それまでの2ステージ制から1ステージ制に変わった2005年。
その年もリーグ優勝したのはガンバ大阪でした。

以後、10年間のガンバ大阪の勝ち点とその順位振り返り。

72
71
70  2011(3)
69
68
67  2007(3)
66  2006(3)
65
64
63  2014(1)
62  2010(2)
61
60  2005(1)  2009(3)
59
58
57
56
55
54
53
52
51
50  2008(8)
49
48
47
46
45
44
43
42
41
40
39
38  2012(17)
37

やっぱ西野最終年の2011はリーグ優勝したかった。
あの年の最終戦アウェイ清水戦は楽しかったですね。

あと2012年の異常さw
監督選びってホント大事。

それにしても今季はすごいシーズンだったと思う。
空前にして絶後じゃなかろうか。
トータルの勝ち点63のうち48を第15節からの20試合で稼いだわけだ。
15勝2敗3分け。
今後18チームでJ1リーグが行われていく限り、これより遅いタイミングで追い上げて首位と逆転して優勝することが可能ってことがあるんだろうか。
不可能のように思えるけども、まぁJリーグのことだから何が起こるかわからんなw


まぁそんなこんなで。

正直今年リーグが取れるとはまったく思ってなかった。
今年というか、当分の間は一番遠いタイトルだと思ってた。
でもそれがJ2から上がってきた今年に獲れてこんな嬉しい事はない。

いい最終回だった。*1

*1:まだ終わってない。