天皇杯決勝 柏レイソル戦

ガンバ大阪 0−1 柏レイソル

あけましておめでとうございます。
もう三が日過ぎちゃいましたけれども。
負けちゃいましたねー、天皇杯

降格から1ヶ月。
そのうっぷんを晴らすべくタイトル獲得に向けて勝ち進んできた天皇杯でしたけれども、最後の最後で力尽きて敗戦。
まぁ最終節磐田戦のような、土壇場になっての放り込みの応酬とかとは違ってパスを回しまくってシュートも打てずに終わるというのはなかなかガンバらしい終わり方で良かったんじゃないかと思います。
よくないけど。

試合は序盤からガンバペースで進みましたけども、時間とともに相手に修正されて対応されるとそこからもう一つギアを上げる力がないという見慣れた感じの光景がこの日もまた。
何で打たないかね、シュートを。
ゴールを狙ってこないパス回しなんて怖くないって……。
まぁこのへんが2012年のガンバ大阪の限界なんだろうなーという思いの中、悔しさを噛みしめながら表彰式を見てた。

いや、でもよくやってくれたと思いますよ。チームは。
それだけに優勝して欲しかった。
笑顔でこのシーズンを締めくくりたかったし、チームを去る選手と退任する監督を送り出してあげたかった。
それができなくて非常に残念。

ACLも行きたかったけど、まぁリーグに専念できるしこれはこれで良かったんだろう、とか思いそうになるけれども、んなわけない。
「負けてよかった」なんてあるもんか。勝った方が良いに決まってる。
来季の負担が少なくて済むなんてのは後付けの慰めだ。
でもまぁそんな慰めの言葉を自分に言い聞かせつつドヨーンとした気持ちで新幹線に乗って帰ってきましたけどもね。
崎陽軒シウマイ弁当おいしかった。


思うに今季のガンバ大阪は監督選びの迷走っぷりから始まるゴタゴタで「戦略レベル」ではすでに勝てる状況になかったわけで、そういう中で現場の選手・監督が「戦術レベル」での勝利でもって覆そうとしたシーズンだった。
しかしそれもさすがに限界だったということ。
リーグ戦というのはチーム(というかクラブ)の強さが如実に現れる競技方式ですし、カップ戦でおいてもそれは叶わなかった。勢いだけで勝てるほど甘くはないということ。
まぁ「準備をしくじるとは、しくじる準備をするということ」というのをヒシヒシと感じた1年でした。


来季は長谷川健太が監督に就任する。
今季の主なメンバーはだいたい残ってくれそうな雰囲気だし、この素材を新監督がどうやって調理してくれるのか楽しみです。
去年のブラジル人コックは酷かったからなー。

ということで、これまでのサイクルの終わりの始まり兼新しいサイクルの始まりの終わりのような2012年シーズンは、降格・無冠という最悪の結果で幕を閉じた。
まだまだガンバは変わり始めたばかり。
目先の結果だけにとらわれず、長期的な展望に立って再建に取り組んでほしいですね。
でもそんなのんびりともしてられないのであれなんですけども。


本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。