第10節 大宮アルディージャ戦

大宮アルディージャ 1−0 ガンバ大阪

また負けた。GWの公式戦3戦全敗。しかも全部無得点ときた。これはへこむ。ガッカリウィークだ。
まぁでもこの試合に関しては悪くなかったと思うよ。
あとちょっと決定力が足りなかっただけで。その「決定力」というのがまた曲者ではあるのだけれども。

シュート数自体は前半から大宮を上回っていて、「お、これはなんかいい感じじゃないの?」とか思ってたけども時間が経つにつれて手詰まり感というか攻めあぐねてる感じになり、次第にペースを奪われる時間が増えて最終的にはシュート数も大宮に上回られた。
まぁシュート数の多寡が何だという話ではあるんですけども、今季のガンバはチャンス自体があまり作れてなくて去年までみたいな「そのうち点は入るだろ」という雰囲気は皆無。
分母が小さくなっているので同じ割合ならゴールが減るのは自明。同じ割合ならまだしも今年は去年よりも悪くなっている始末。

  • 2011年 34試合シュート数397/78得点 1得点あたりのシュート数5.08本

 http://www.j-league.or.jp/data/view.php?d=j1total&t=counting&y=2011

  • 2012年 9試合シュート数79/12得点 1得点あたりのシュート数6.58本 (2012/05/06現在)

 http://www.j-league.or.jp/data/2/?league=j1&genre=aggregation

得点するのに1.5本分効率が下がってる計算だ。
単純計算したから何だという気もするけれども、1試合中の本数自体も減っているので「ゴールの遠さ」としての実感ともほぼ合っている印象。

で、これをどうすればいいのかだけれども、「効率の悪さ」方面の話であればこれはもうみんなもっとシュート上手くなれってことだし、「シュート数の少なさ」方面の話であればチームとしてどう攻めるのかという戦術的な話になってくるだろうし。
人の動きとか少ないもんな。味方からのパスが来ると信じて走り込むというのが全然ない。
結局、今のガンバとしてはどちらも一朝一夕には解決しない問題のようにも思える。

佐藤はあれでいいと思うんですよね。
あれでさらに得点力を備えるFWになったとしたらそれはもう代表級でしょうし、今の時点で彼にそれを求めるのは酷だ。だからそういうのは他に求めたい。
ラフィーニャも去年ほどの爆発力を期待できないっぽいし、パウリーニョに期待したいところだけどもどうなんでしょうか。
2列目、3列目の攻撃参加ももっと欲しい気もする。何だったら4列目も。

この試合は守備も良かったと思います。
思いますけども、なんて言うのかなー。個人的にはガンバには「まず守備から」みたいなことは言ってほしくないです。
そんなもんは他のチームに任せといて「まず攻撃」ってずっと言っててほしい。
そこのところのバランス感覚は壊れててほしいなーとか思ってます。
暴言だな。
そしてキムアツはこの試合でも良かった。

しかしこうも勝てなくなることがここまでしんどいとは。
よく言われてますけども今の状況というのはガンバの歴史の中では初なわけです。
ずっと低迷と上り坂しか知らなかったガンバ大阪が、クラブ史上初めての「下り坂」を経験してる。


こんな感じ。
そらサポもしんどいわなー。

そろそろリーグも3分の1を消化しようとしている。
悠長なことは言ってられない雰囲気も漂ってきた。
まぁでも焦らずに1つ1つ解決していこう。
それしかない。