第6節 川崎フロンターレ戦

ガンバ大阪 3−2 川崎フロンターレ

劇的。
ルーキーの阿部が途中出場で決勝点を決めてリーグ初勝利。ちょう気持ちいい。こんなに1勝することが嬉しいとは。

阿部はいいねー。ラフィーニャと交代で入ってから前線は活性化されたように感じた。このへんはラフィーニャが悪かったのか阿部が良かったのか判断に迷うところではあるけれども、フレッシュな阿部の動きは要所要所で効いてたと思う。2点目の佐藤のゴールの時のニアへの走り込みも良かった。
セホロペの時の阿部についてはあんまり良い印象はなかったんだけどもやっぱり使われ方なのかしらん。

スコアの推移だけを見れば「ガンバらしい」と言えるかもしれないけれども実際はなかなかに苦しい展開だった。去年までなら0-2でも「まぁそのうち点入るだろ」とか思えてたけど今年は違う。ここまでのシーズン失点に関して気前が良すぎるのはあまり変わらないけども、ゴールに関しては量産とはいかず家内制手工業的生産量な1試合平均1ゴール。これは大いに不満。ガンバ大阪ならもっと取れ。
この試合も監督交代の川崎さんへの挨拶か何かかと思えるほどの早さでさっさと失点。キックオフもセットプレーと考えると相変わらずの同じようなあっけないやられ方。ああいうのは何とかならないんでしょうか。不治の病なんでしょうか。この中にどなたかお医者様はいらっしゃいませんか。

30分にはCKからまたも失点。藤春マーク外しすぎワロタ。どフリーで余裕でシュート打たれて0-2。なんだかなぁ。
でも時間はまだたっぷりある。ちょっとしたことでの失点なのでまだ前半のうちに1点返せばまだ分からないと思ってた。たぶんみんな思ってた。そんな中での前半終了間際、中澤のゴール。
これは本当に大きかったですね。攻撃に関してはそれなりに良い形が作れてたので1点取れればという感じだったし、あの時間帯に決まるゴールは本当に効果が大きい。「いい時間帯」とはよく言ったものだ。

2-1ということで後半に入って両チームとも攻勢。
この試合を通じてよかったと思うのは佐藤。ポストプレーや前線からの守備でチームに大いに貢献。同点となる2試合連続ゴールも決め、このまま活躍していけばスタメン定着も間違いないだろう。ガンバはいい買い物をしたなと思います。まだ25歳。これからが楽しみな選手だ。

その2点目は倉田−藤春の左サイドから。あのコンビは今年のガンバの良い武器になってますね。藤春に対して「はい行ってこーい」みたいな倉田のパスが素敵です。
藤春はマークを外した2失点目のマイナスをこのアシストでチャラにした感じ。まぁ失点の原因になったことはあれですけども、いいもの持ってるんだからそういうのは気にせずにイケイケドンドンで頑張ってほしい。何も考えずにプレーする方がたぶん君には合ってる(笑)。

そして決勝ゴールは前述の阿部。良いゴールでした。84分という時間もたまらない。歓喜爆発といった感じのゴール裏でした。
あのシュートもけっこう難しいと思うけどもよく決めた。
余談ですけども、未勝利ファイブのうち今節勝ったチームはみんな決勝点を残り10分切ってから決めてるんですね。
おめでとうございます。ありがとうございます。

あと触れておきたいのはやっぱり松波のカードの切り方。就任してから毎回何かしら驚きがあるのが新鮮です。この試合でいえば倉田に代えて金正也の投入。
最初3バック?と思ったけどもそうではなくてボランチでの投入だったわけだけどもこれは意外だった。
しかもしっかり仕事こなしてたし。

── 金選手を入れましたが、本来はセンターバックの選手です。あのポジションに入れたい意図は?

ボランチもゲームの中で少しやらせていましたし、彼の高さというのはセットプレーでも非常に大きい存在ですし、アンカーというかしっかりディ フェンスラインの前で守備に関しては非常に高いレベルにあると思います。ゲームの中では、練習とかでも少し試してはいたし、センターバックも出来て、ボランチも出来てと、両方できるという判断は去年から、サテライトリーグでもやっていますので、そのへんはしっかり把握して今日の起用に繋がっています。

選手の特性をしっかりと把握してないとできない交代だよなー。前にも書いたけどこういう監督ならスタメン入りしてない選手もモチベーション高く練習に励めるだろうね。いい監督だ。


・おまけ

阿部がゴールを決めたあと、その阿部を祝福するために駆け寄るフタ。
画面左端から現れるけども最後まで祝福せずになぜか途中で引き返すフタ。


http://www.youtube.com/watch?v=cWlViw24eBc#t=5m55s


Jリーグ通算350試合出場おめでとうございますw