ACLグループステージ第3節 ブニョドコル戦

ガンバ大阪 3−1 ブニョドコル

アホみたいな暴風の中、仕事終わりで万博に向かおうと思ったらTwitterで「モノレール運転見合わせ」の文字。おいおい、マジかよと思って「モノレール動いてる?」とタイムラインの川に投げてみたらば止まってるっぽいとのお返事が。
こりゃイカンと思って直接万博に行くつもりだったの変更していったん家に戻りロードバイクで行くことにしてみたが、これがまた風が強くてハンドルが持っていかれまくる。横風ちょうこわい。しかも万博あたりではまだこの後雨が降るみたいなことも言ってたし、そうなると路面も濡れて…。
こりゃもう辞めといた方がいいなと思い直して家でおとなしくテレビ観戦することにした。松波の初万博を現地で見たかったけれども。残念。


試合の方はスタメンから松波色が出ていてちょっと驚きのメンバー。
二川がベンチにも入らず、代わって入ったのが寺田。そしてFWにはスンヨルに代わって佐藤。
西野は状態がイマイチよくなかったり疲れてたりしてもメンバーを固定しがちだったけれども、松波はそういう頭の固さとは無縁でいるようだ。こういう起用をしてくれる監督だと後ろに控えるサブのメンバーのモチベーションは上がるだろうな。ちゃんと見てくれている信じてくれてるって。
この試合でも佐藤も寺田もよかったわー。

先制は14分。
左サイドでボールをカットした遠藤がラフィーニャにパスを出し、ラフィーニャがそれを落としたところ遠藤はそのままシュート。
そこそこ距離もあったし角度も微妙だったので打った瞬間は「それは入らんだろー」とか思ったけど、ものの見事に決まった。すごい。なんですかその弾道。風ですんごい曲がったね。
ということで今季初の先制。
第2節まで終えてACL参加32チームのうち得点ゼロだったのはガンバ大阪だけだったらしいですけどゴールできてよかった。

しかし1点取った後はホッと一息ついてしまったのか、ブニョの攻勢を受けてしまう格好に。まぁでもそれもご愛敬。
全体的に見れば「ガンバらしさ」は随所に見られて楽しかった。特に中盤での寺田と倉田のキャッキャウフフと楽しそうな感じのプレーは見てて頬が緩むレベル。さらにそこにカードの切り方や修正の仕方など松波なりの味付けも見えたりしてよかったと思います。
もちろん完璧とは言えないですし、守備もまだまだな感じはありますけども、そこは伸び代が残ってるということで期待も持てるというものです。

交代と言えば最後に加地に代わって右SBで入った丹羽の試合後のコメントがグッとくるもので胸が熱くなった。

Q:改めてガンバの一員としては初めての公式戦でした。そのことに特別な感慨深い思いはありましたか?

「急だったので、結構、急に出番が来たので、そんなに…特別な思いはなかったけど、でも、ここでホームで戦えるのは気持ち的にグッとくるものがあったし、出れなかった3年間は絶対に無駄じゃなかったと思ってずっとやってきて、今もそう思っていて、その3年間があって、今、マツさん(松波監督)やノリさん(實好ヘッドコーチ)と一緒にやれているので、結果的に試合には出られなかったけど、もしかしたら自分の中ではレンタルにいった先より大事だった3年間だったかもしれないです。今になって思い返せば。年齢的にも伝えていかないといけない年齢でもあると思うので。僕はマツさんやノリさん、(宮本)ツネさんらを見て来てガンバのチームをすごい感じたし、それを見てきたからこそ、プレーでの活躍もそうだけどそれ以外のところでも役割を果たしたいと思います」

ユース出身の選手というか今の丹羽にしか言えないコメントだよなと思った。
寺田とか倉田とか横谷とかもこんな気持ちなんだろなきっと。知らんけど。


ということで今シーズンやっと初勝利。
ACLはグループステージ折り返しで上から勝ち点6,6,3,3の最下位だけれども、残り9ポイント取れば2位以内は十分狙える。さらに上げていこう。

初勝利まで随分遠回りをした気がするけども、ガンバらしさの再発見と松波正信という監督を生み出すために必要な時間だったと思うことにする。
何でもかんでも松波のやることすべてがオッケーと言い続けるつもりはないですけども、ここまでの彼の采配・手腕を見ているといい監督になっていくんじゃないかという予感しかしない。
いろんな意味でこれからが本番。
楽しみだわー。