Netflixオリジナル映画『イカロス』を見た。

いやー、すごかった。
ランス・アームストロング絡みの事件がかわいいと思えるほどに。

www.youtube.com


ロシアの国家ぐるみでのドーピング事件を扱ったドキュメンタリー映画。
監督のブライアン・フォーゲルは、過去のツール・ド・フランスにおいてランスがドーピング検査に引っかからなかったことを機にその検査体制が無意味であることを身をもって証明しようとこのドキュメンタリーを撮り始めた。
選んだ舞台はアマチュア自転車ロードレース「Haute Route(オートルート)」。
アマチュアと言っても7日間でアルプスやピレネーを走るガチのステージレースとして有名ですね。

www.hauteroute.org


例えばアルプスルートだと7日間で787km, 20,650mUPとか。

なにこの変態コースプロフィール。
すごいな。
ガリビエとかラルプ・デュエズとかツールマレーとか一回走ってみたい。

まぁそれはいいとして、このフォーゲルは専門家のアドバイスを受けながら薬物を摂取していく。
しかしその専門家は自分のキャリアが傷つくことを恐れてアドバイザーの役を降りる。
代わりに紹介されたのがグリゴリー・ロドチェンコフその人である。

ロドチェンコフは薬物の種類や尿の保存方法についてアドバイスをする。
憎めない性格のロドチェンコフ。
フォーゲルは次第に仲を深め友達にもなっていく。
しかし話はそこから思いもよらぬ方向に進んでいき、関係者が不審死を遂げるなどのロシアの国家ぐるみのドーピング問題に巻き込まれていく……。


と、まぁそんな感じなんですが、見てるうちに「いやいや、これはさすがにフィクションでしょ…」とか思ったんですけども、出て来る名前とかをググると普通にニュース記事がヒットするからビビる。
マジかよ。
全然知らんかったわ
「おそロシア」って言葉はこういうときのためにあるんだなとかどうでもいいことを思った。


明日から平昌オリンピック開幕ですけども「ロシア代表」ってのはないんですね。


いやー、いいもん見れました。
面白かった。
Netflix見れる環境にいる人でスポーツに興味ある人にはオススメ。