日記をつけはじめた。

年明けから日記をつけるようにした。
1月1日から始めて今日で31日目。
丸1ヶ月。
俺史上最も長く日記を書き続けてることになる。

日記を書こうと思ったそもそものきっかけは、自分だけのログ的なものが欲しいということだった。
去年の年末に2017年の手帳のことを考えた時、予定はGoogleカレンダーで、ToDoはTodoistで、と管理している自分にとって物理的な手帳は必ずしも必要ではなく、じゃあ何かを欲しているこの気持ちは何なのだと考えた時に、気付いたのが「その日何があったか」という記録的なものなのだということだった。

ライフログというものは今の時代はSNSを自動的にまとめてくれるサービスなりアプリなりが数多あり、また活動量計としてのガジェットもたくさんあるのでそういう面では困らないのだけれども、やはり自分で書いて残すというものが欲しいと思った。
ネット上に公開するブログとかではなく、自分のためだけに綴る自分の日記。


個人的な趣味として、万年筆のペン先から流れ出すインクを紙の上に乗せて、その沈着していく様を眺めるというのが大好きな種類の人間ということもあって、寝る前のひと時、机に向かってノートを開いて今日はどのペンで書こうかななどという楽しさがあるのが今のところ続いてる理由なのかなと思う。

そしてもう一つの大きな理由としては、基本的に形から入る人間なので日記を書くノートに被せるカバーにはWILDSWANSのSuitedを使いたいという欲求があり、それを買い求めて使っているからというものがある。
これに合う文庫サイズのノートを買い、書き続けて今に至っているという次第。
どうもこのブックカバーというかサドルプルアップの革の感触をスリスリしたくて無駄にノートを開いている節があるな。

中身に選んだのはMDノートダイアリー
ウィークリーのやつ。
見開き2ページ8分割の罫線が入っていて、1週間を2ページで使うダイアリー。
でもそんな分割は気にせず書きたいだけ書くようにしている。
書きたいことが山ほどあったら1日で1ページぐらい使うし、逆に書くことがなかったらその日は寒かったとか晩ご飯に何を食べたとかだけ書いて3行も使わずに終了。

基本的に書いていることといえば大したことではなく、その日の日付と自分が居た場所の天気。その日の出来事、行った場所、会った人、食べたものなど。
そういう実際的なことを書けば先々読み返した時にその日のことを思い出しやすかろうと。
感じたこと思ったことなどは書いたり書かなかったり。
あとついでにその日のインクの色の名前も書いてます。
読み返した時に褪色したインクを見てこれ何だったかなーとか結構思うので。
インク沼住人ですから。


去年の自転車部の合宿で、メンバーの一人が出発する朝になってトラベラーズノートを鞄から出してきて、ゆうべ書く時間がなかったのであろう一日前の日記をしたためていたんですね。
パパパっと走り書きな感じだったので雑なように見えるけども、ちゃんと日記を書くという真面目さ、丁寧な生き方、という姿がすごく素敵に見えたのでした。
憧れたし真似したいと思った。

毎日の出来事を少しずつでも書き記しておく。
ささやかだけれど、役にたつこと。
A Small, Good Thing.
できるだけ長く続けたいなと思う。