小豆島ライド

GWの最後の週末に、小豆島を走ってきた。
こじんまりとした周囲100kmほどの島ですけども、あえての1泊2日の小旅行。
前日までネガティヴな天気予報にやきもきしつつ小豆島方面に念を送っていたんですが、その甲斐あって雨回避。
よかったですね。

ルートはこんな感じ。

基本的に海岸線をずっと走る感じ。
海岸線ということは必然的にアップダウンが続くということです。
悲しみ。
寒霞渓はどうしようか悩んだのですが、せっかくなのでやっぱり登ろうということに。
今回は北側から登る寒霞渓ヒルクライムロードレースと同じルートで登ります。



前日の金曜日夜。
仕事が終わってさっさと帰宅。
風呂に入って軽く荷物をチェック。
忘れ物がないことを確認してから20:00発の自転車に乗っていざ出発。

まずはJR新大阪駅まで自走。
神戸のジャンボフェリー乗り場まで走ってもよかったのですが、うちの奥さんがそれは断る!!ということで輪行です。



輪行でGO WEST


晩ご飯を食べてなかったので船に乗る前に腹ごしらえ。
なんかココイチがあったのでパリパリチキンカレーを摂取。ちょうどカレー食べたかったし。
ココイチではこれが一番好きです。(絶対に料金追加してビーフソースをチョイスな。)


カレーサイコー

店の外にロードバイクを置きながら食べたので盗られやしまいか気が気じゃなかったですけども大丈夫でした。


そして港に着いて手続きして乗船→00:45出港。


船内はガラガラです。

小豆島到着は翌朝7時ぐらい。
買ってきたビールを飲んであいぽんを見たりウダウダしながらおやすみなさい。


そして、翌朝5時ぐらいに船内に爆音で鳴り響く風が恋を運ぶ歌
僕らは高松ではなく小豆島で下船なので、あと2時間ぐらいは寝られるのですが、ジャンボフェリーはそんな客にも容赦しません。
とりあえず聞けとばかりに無理やり起こされます。
ありがとうございます。


そんなこんなで坂手港に到着。


小豆島初上陸!


この港に戻ってくるのは明日の午後。
ということでそれまでは使わない荷物などをロッカーに入れときます。


ロッカー。広くてきれい。

まぁ入れとく荷物っつっても輪行袋ぐらいしかないんですけど。


今回の小豆島ライド、本当は手ぶらで走りたかったんですが、やはり1泊するということでそう身軽にできるわけもなく。
簡単な着替えだとかコンタクトレンズだとかモバイルバッテリーだとかを、小さめのバックパックに入れてそれを背負いながら走ることにしました。
10リットルのやつ。
それに入らないものはうちの奥さんのキャラダイス(バーレイ)に入れてもらって。
キャラダイスの恩恵受けまくりです。

あと今回は靴も持って行った。
宿に着いてから散歩とかできるように。

これ

Timberland の RADLER TRAIL Camp という折り畳み靴。
これは正解でした。便利。
残念ながら現在はディスコンなのですがオークションでミント品を買えてよかったです。


ということでスタート。
今回は島を時計回りです。

天候は快晴とはいかず雲もそこそこありましたけどもなかなかいい天気。

初めて走る道はいつも気持ちいい!
海&新緑 is 最高


マルキン醤油記念館

まだ開店前。
まぁこれは予想通り。


小豆島の道はまぁまぁ走りやすかったです。
でもクルマのドライバーの方があまり車道を走る自転車に慣れておられないのか、僕らを追い抜くのに手こずってそうである。
もっとこう何というかスパッと抜けないものか。
そういうとこに淡路島との違いを感じたりした。
まぁでもそれも仕方ないですね。
慣れでしょうしね。



これはどこだったか忘れましたけども島の南側あたりの下り。
こういう光景はたまらんですね。
バビューンと気持ちよかった。


本日のソフトクリーム

道の駅小豆島ふるさと村で買ったすももソフトクリーム。
うまい。


順調に海岸線を走り続け、アップダウンもそんなにきつくなくお昼前ぐらいに土庄(とのしょう)に到着。
ここでの目的の一つがエンジェルロードと呼ばれる観光名所な道。
潮が引くと現れる的な。
いつでも見られるわけじゃないというのがありがたみが増す。
個人的にはフーンて感じだけども。

その前にお昼ごはん。
小豆島ラーメンHISHIOでラーメンを食べます。


醤(ひしお)そばと炙りチャーシュー醤丼ミニ

うまい。
「熟成もろみのオリーブ煮」という若干意味のよくわからない味噌的なものがトッピングされてるんですけど、小豆島らしさがあって良いです。
小豆島といえば「ひしお丼」というのがあるらしい。
それも気にはなったんだけど、ルート上にいい感じの店を見つけられずだったのでそれはまた次回以降に。


で、お腹も膨れていよいよエンジェルロード。
でも現場に着いてみたらまだ道が出来てませんでした。

あと1時間とかそれぐらいかな?みたいな感じ。


小高い丘の上に登るとよく見えましたのでパシャリ。
天気が良くて道ができてたりすると綺麗なんでしょうなぁ。



そして土庄といえば世界一狭い海峡がある場所ですね。


これ。

せまっ!
なんか役所に行けば証明書くれるらしいですよ。この海峡渡ったぜみたいなやつ。100円で。


そんなこんなで腹ごなしも済み、島を半周ほど走り終えていよいよ後半戦。
ここからはあまりお店とかもなく補給もままならないと聞いてはいたんですが、言うても周囲100kmの小さな島なだけはあって、そんな心配もよそにあっという間に道の駅大坂城残石記念公園に到着。
ここから大阪城の石垣の石は運ばれたそうで。
マジかいな。
すごいな。
写真は特にありません。

赤コーラを飲んで15分ほど休憩して出発。

島の北側は南にくらべて同じ海岸線でもそれなりのアッペンダウン。
そんな道をエッサホイサ走ってると、いよいよ大部(おおべ)の交差点に到着。
これを右折したらいよいよ寒霞渓。
約8.4kmで約550mを登るコースらしい。平均勾配6.9%。
六甲の逆瀬川ルートをひと回りふた回り縮小した感じぐらい?
まぁ何にせよ登ります。


車通もり少なく路面も綺麗で登りやすい道。
これはいいわ。
自宅の近所にこんな山があったらめっちゃ通うわ。


途中で野生の猿と遭遇。
これがめっちゃ怖かったw
箕面の猿なんてもう人間慣れしすぎてて自販機でペットボトルのジュース買ってキャップ開けて飲んでるらしいですけども、そんな奴らと違ってこっちの猿はめっちゃ威嚇してくる。
目が合った奴は絶対コロスぐらいの勢い。
不用意に目を合わせてしまって「シャーーッ!!」とかいって超威嚇されました。
怖かった。
登りなのでダッシュで逃げることもできません。
目を合わせちゃダメ。


まぁそんなハプニングもありながらユルユルを登る。



登ってきた道を上から見返せるいい景色。
ほんと気に入った。
こっち側からの登り好きだわ。
小豆島スカイラインを登るコースはしんどいらしいですけど、今度はそっちも体験してみたい。

ということで特に激坂に見舞われることもなくサクッと登頂。

いい感じのヒルクライムでした。


ほいで山頂からの景色がこれ。

最高アンド最高。
これを見に来た。

しかしこれは紅葉の季節はたまらんでしょうなぁ。
人も多そうだけど。
秋とかにまた来たい。


そして本日2個目のソフトクリーム。

オリーブソフトクリーム。
あんまりオリーブ感なかった。
オリーブ感て何。


景色を堪能して休憩もした後は、246を福田港方面に一気に下る。
ここの下りが
うっひょおおおおおおwwwwwwさいこうwwwwwwたまんねえぜええええ!!!wwwwww
っていうぐらい最高に気持ちよかったです。
車もほとんどなくて路面も綺麗。
ちょいちょいすごい斜度な部分もありましたけど本当にたのしかった。


そして下り終わって福田の町で1泊。
最初はこの小豆島ライド、さっさと1周して日帰りで帰るつもりだったんですけども、いかんせん初めての道&寒霞渓ということで何があるかわからずフェリーに間に合わなかったりしたら最悪、そしてせっかくなんだから景色とか見ながらゆっくり走りたいということで泊まることにしたってわけです。

ということで福田の民宿「ちぐさ旅館」。
姫路からのフェリーが到着する港があるけども町は寂れた感じで何もない。
コンビニとかあってほしかった。
まぁないのは事前にわかってたので大丈夫でしたけども。

宿は結構部屋数多めなんですけども、宿泊客は俺ら2人だけ。
なのでロードバイクは玄関に停めてていいですよとのことなのでお言葉に甘えさせていただく。
ありがとうございます。


泊まったお部屋はオリーブの間

和室10畳の部屋は2人にはちょっと広すぎましたけども、こういうのでいいんだよこういうので。
風呂・トイレは共同なのですが、客が2人しかいないので実質俺ら専用です。

食事の時間を指定して、お風呂に入って着てたウェアを洗濯。明日も同じのを着るのでな。
この日はRaphaのクラブジャージを着ていったのだが、Raphaのスポーツウール系のジャージは宿で洗濯して翌日も着るみたいなシチュエーションに向いてないw
せめて脱水機がないと水を搾りきれんw
ポタポタポタポタ水滴が落ちるので風呂場の洗面所に持って行って干してた。
貸し切りなので無問題。
まぁ貸し切りじゃないんだけど。


で、食事の時間になったので1階の座敷部屋に行ったらめっちゃ豪勢な料理が並んでてビビった。


なにこれw

ちょっと民宿ナメてた。
しかもどれも美味い。
椀物とかお出汁が最高でおかわりしたいぐらいだった。
言ったらしてくれたと思うけどもw

あとカワハギの煮付けがもう最高。
肝が「俺を肴に冷酒を飲め」というので注文しました。
泊まりにしてよかった…。
これで一泊二食付きで6,500円+税だもんなぁ。
安すぎでしょ。


その後軽く付近を散歩して、そのあと部屋に戻って早めに就寝。
ジャンボフェリーの爆音ソングのせいで朝も眠れなかったし疲れもあったし。
和布団で寝るのは久々かもしれん。


そして翌朝。


和定食な朝ごはんていいですよね。

この日も晴れ。
抜けるような青空とはいかないけども、まずまずの天気。

ちぐさ旅館さんありがとうございました。
また泊まりにきます。


というわけで2日目は8時頃にスタート。
もうここからは坂手港まで20kmあまり。
神戸行きのフェリーは15:45発。
余裕でしょ。

と思ってたらこの20kmほどがアホほどツラかった。


ここ。

なんだこれは……?っていう登り。
ガンガン脚削られる。
1日で回ろうとしなくて良かったわマジで。
今回一番キツかったかもしれん。
寒霞渓なんて目じゃないわ。


で、そんな道を走ってると、ガサガサッという音とともに何かが山壁がわの草むらの方に逃げていく。
パッと見るとめっちゃ派手な尾羽根。
「え!?」って思ってよく見たらどう見ても孔雀(オス)。
マジかよwって笑ってしまいましたわ。
急いでカメラ取り出したけど全然間に合わず、こんな写真しか撮れなかった。


わかりますかね。

いやしかしいるんですねぇ、野生の孔雀って。
(今ググッてみたけどこれか。へ〜。)


で、なんとかしんどい区間も越えて、やっとのことで坂手港に到着。
マメイチ完走イェーイ。
楽しかったです。

でもまぁ着いたはいいけど船の時間はまだまだあるので、せっかくなので昨日まだ開いてなかったマルキン醤油記念館へ行くことに。


ねんがんのしょうゆソフトをてにいれたぞ!

味はなんつーかねー、醤油?
もうそれしか言えんw
もっとみたらしっぽいのかなとも思ってたんですけども、ちょっとそれとも違って何て言っていいのかわからん。
とりあえずバニラの中に醤油味。
一度食べてみてください。
あと「しょうゆサイダー」とか「しょうゆプリン」とかもありましたよ。
でも醤油+プリンてウニ味じゃなかったっけ。


というわけで2日間にわたる小豆島ライド終了。
めっちゃ楽しかった。
これはまた来たいなと思った。
毎年来たい。
次は反時計回りで〜とか、姫路から行ってみるとか、高松うどん旅行を絡めてみるとか。
いろいろ楽しめそう。
観光地としてもっと盛り上がって欲しいなーとか思った。
いいとこだわ小豆島。
欲をいうともうちょっとコンビニがほしいw


はい、そんなこんなで。
いいライドでした。
ありがとうございました。




おまけのオリーブ牛カレーうどん@ジャンボフェリー