【簡単】ロードバイクの洗車方法はこれで決まり【水いらず】

年末です。
愛車のお掃除はもうお済みでしょうか。
僕はこないだやってスッキリしたのですが、そのあと奈良のまんま亭までカレー食べに行ったし今週からFestive500が始まるしなので、スッキリ感が早くも損なわれつつあります。

めんどくさいですよね自転車掃除。
今までいろんな方法を試してきました。
パークツールのチェーンギャングでグルグルまわすやつとか、灯油&ペットボトルでシャカシャカ、家庭用中性洗剤、フィルタークリーナーとか。
でもどれも後片付けとか準備がめんどくさかった。

自転車掃除がなぜ楽しくないかというと、それなりに掃除してもそれなりにしか綺麗にならず、ガチで掃除しようとすると準備や後片付けが大変で骨が折れる→なので自然腰が重くなる、という感じ。
あまり嬉しくない相関関係。

それがですね、今から書く方法ですとそんな苦痛な要素があんまりありません(ないとは言ってない)。
効果と手間の関係をグラフにするとこんな感じになります。



   
こうだったのが

  ↓


こう。

マジか。
すごいな。

ということで、以下その手順。



1.もう素直に課金しましょう

もういろいろ検討して至った結論がこれ。
寒い冬に水なんて使いたくない。
狭い場所でも何とかしたい。
手間を減らして最大の効果を得たい。
多少の出費なら出しますよという感じ。


まず準備するもの。

手前左から
・軍手(今回は使いません)
・フィニッシュラインのグランジブラッシュ
 (僕はこれを買ってしまいましたけども、これよりもAZのやつの方が安いです。)
スプロケ磨き用の歯ブラシ
・ダミーハブ
マイクロファイバークロス
ニトリル手袋

奥左から
・ワコーズチェーンルブ
・ワコーズチェーンクリーナー
・ワコーズフォーミングマルチクリーナー
・パーツクリーナー(今回は使いません)
・スコットショップタオル


これらをいつもこんな感じでまとめてます。


銭湯グッズっぽい。

これで掃除を始めていきます。




2.ホイールを外してダミーハブ装着

スポーツ用自転車とママチャリが構造的に一番異なるのが簡単にホイールを外せるということです。
これのおかげでパンク修理が容易になり、掃除も楽ちんになるんですね。

一方で、外してしまうとチェーンがだらーんとなってしまってこれはこれでやりにくい。
なのでここも課金してしまう。

パークツール(ParkTool) ダミーハブ オープン10mm/スルーアクスル12mm DH-1

パークツール(ParkTool) ダミーハブ オープン10mm/スルーアクスル12mm DH-1

パークツールのダミーハブ。
エヴァンゲリオンでいうところのダミープラグ。
ロードバイクに後輪が付いてると勘違いさせ、安心させたところで掃除してしまう作戦。

でもこれはホント神のような製品。
よく考えてくれたわ。

パッケージの見た目はこんなん。

シャレオツですなぁ。
ちょっとしたクリスマスプレゼントにいかがでしょうか。

装着するとこう。

ロー側に変速もできるのよ。

裏側とかも洗いやすいですね。





3.まず大雑把に汚れを落とそう

いい感じで汚れております。


きったねw



この土汚れとか砂埃とかをブラシでざっくりと落とす。


こんな感じで適当に。
ブラシ自体は柔らかいのでバイクにキズは付けません。
毛先も長いので細かいところにも届きます。
よく出来たブラシですね。




4.チェーンクリーナーでドライブトレインを磨け

今回のキモその1。
ワコーズのチェーンクリーナー。


これ最高。
なんで今まで使わなかったんだろうってぐらい便利。

これを


こんな感じでプーリーのとこに押し当てて吹き付けつつクランクを回します。
するとまんべんなくチェーンにクリーナーが行き渡ってしかも飛び散らずに無駄がないと。


ほいでチェーンクリーナが塗布されたチェーンをブラシでしごく。

ブラシにチェーンを噛ましてゴシゴシとこする→チェーンを手で送る→ゴシゴシ→以下繰り返し。
これを汚れ具合によって2〜3回転ぐらいします。
チェーンリンクの中のジャリジャリをかき出すようなイメージで。


するとチェーンが真っ黒になりますが、これをマイクロファイバークロスで拭き取ると……



わかるかな、拭いた部分と拭いてない部分の境い目。



めっちゃピカピカ。

ここまで何もめんどくさいことしてない。
後輪外してダミーハブ噛ましてチェーンクリーナ吹きかけてブラシでこすって拭いただけ。
この「拭いただけ」ってのがすごい。
最初にこのやり方で掃除した時、この部分に一番感動しましたわ。
今までだったら何らかの液体を用意して塗りつけたりして、それを水で流して、水で濡れた部分をちゃんと拭きとって、錆びないように乾かして、みたいなことやってたけどこれだとホント簡単。楽チン。
チェーンクリーナー最高。
ワコーズの回し者みたいだけどw
いや、でもパーツクリーナーみたいにすぐ乾いたりしないから焦らずに作業できるし本当に便利。
助かっておりますよワコーズ様。




スプロケにもチェーンクリーナーをビャービャー吹きかけて歯ブラシでゴシゴシ。


これもフィニッシュラインのブラシ使ってますけど、ワコーズのチェーンクリーナーには豚毛の歯ブラシが付属してますのでそれを使うと良いと思います。



5.泡で汚れを落とそう

チェーンクリーナーでドライブトレインを綺麗にしたら次。
ワコーズフォーミングマルチクリーナーの登場。

WAKO’Sフォーミングマルチクリーナー(以下FMC)は、素材に優しい弱アルカリ水溶性ノンシリコーンタイプの泡状『水なし簡単洗浄剤』です。スプレー後、水洗い・濯ぎすることなく拭き上げるだけですっきりと仕上がります。2014年シーズンから開始したケミカル・ニュートラルサービスでお客様へ正しいケミカルの使い方、正しい洗車方法をお伝えする中で、「マンション住まいのため洗車で水が使えない」、「フレームに付いたドリンク汚れが落ちない」等の声を多数いただいたことで開発したFMCは、素材にも環境にも優しく、塗装面や素材を選ばずに簡単水なしで洗浄が可能なため、マット塗装のフレームやサドル、バーテープ等の洗浄も可能です。(スプレー後に水で流すことも可能です)

■特長
1.素材に優しいので自転車・オートバイ・自動車・家具・ガラスまで多用途に使用出来ます。
2.洗浄力に優れ、油膜や煙草のヤニ、油汚れ等すっきり落とすことが出来ます。
3.洗浄成分が洗浄表面に残ることがなく、拭き上げが良好で拭きムラを残しません。
4.狭角ノズルにより均一にスプレーできる泡状タイプで、洗浄後水洗い・濯ぎの必要がなく作業性に優れます

簡単水なしすすぎいらずって最高ですな。


で、このフォーミングマルチクリーナーを自転車の綺麗にしたい部分に吹きかける。
「マジで?」っていうぐらいの量を吹きかける。



こんな感じ。


クランク周りや、


ブレーキにも容赦なく。


フレームにもおk。汗とかドリンクのあとも落ちます。


チェーンリングの裏にも。


フロントのブレーキにも。


スプロケにも。


リム全体にも。


さっき洗ったチェーンにも。
これでチェーンがさらに綺麗になります。
ケミカルを直に触るのでこういう時にビニール手袋じゃなくニトリル手袋は助かります。


で、時間が経つと泡が消えていく。


こんな感じ。
これは泡が汚れを落とした合図だと勝手に思ってます。
知らんけど。


で、これをマイクロファイバークロスで拭き取る。


攻撃性のないケミカルなので多少の拭き残しは気にしない。

スプロケの方は歯と歯の隙間にマイクロファイバークロスを入れて、こう何ていうかカコンカコンて回す要領で拭く?みたいな感じ?(伝われ)

しかしマイクロファイバークロスってめっちゃ便利ですね。
よく伸びるし。
知らんかった。
安いし。
Amazonベーシックのやつで1枚50円以下で売ってる。

洗って再利用もできるし何なら使い捨ててもいい。
100均とかでも売ってますな。
便利。


ということできちんと拭きとってピカピカ。

ピカピカになってる…よな…?

このフォーミングマルチクリーナーは大量に使ってるような感じありますけども、けっこう持ちます。
使い方にもよりますけども自転車掃除4〜5回ぐらいは使える感じ?
月に1回掃除するとして年に2〜3本ぐらいかな?
1本1,000円ぐらいだからこれは課金するべきアイテムだと思うわ。
コスパ高い。


はい。
そして最後はきっちり注油を忘れずに。

弱ペモデル。

ワコーズ CHL チェーンルブ 浸透性チェーン用防錆潤滑剤 A310 180ml A310

ワコーズ CHL チェーンルブ 浸透性チェーン用防錆潤滑剤 A310 180ml A310

チェーンオイルもいろいろ試してみたけど結局これに戻ってきてしまった。




6.完了

とうことで完了。


ビシッ。

綺麗になって気持ちいいですね。
乗ると汚れるからこれ誰も乗るなよと言いたくなるほど。



以上です。
記事にするとちょっと長かったですけども、作業時間的には慣れてくれば30分ほど。
風呂に入って後悔しないのと同じで、始めるまではめんどくさくてもやってみればよかったなと思えるのが自転車掃除。
それも時間が短く済めばより嬉しいですね。

1ドットたりとも汚れを残したくないという人には他の方法がいいと思いますが日常の洗車ならこれで十分。
チェーンやスプロケも外さなくていい。
しかも綺麗になりまくりでうっとりします。

この方法は狭い場所でも可能なのが嬉しい。
室内でも不可能ではないですけども、ブラシでチェーンをゴシゴシするときにしぶきが飛び散るのでそのへんだけがあれかも。

自転車がきれいになると本当に気持ちいいですね。
部屋置きだから特に。

綺麗なバイクで良い年越しを。