チャンピオンシップのこと。

準決勝 浦和レッズ 1-3 ガンバ大阪
決勝第1戦 ガンバ大阪 2-3 サンフレッチェ広島
決勝第2戦 サンフレッチェ広島 1-1 ガンバ大阪


いきなり余談ですけども、2004年までやってたサントリーチャンピオンシップあったじゃないですか。
あれにめっちゃ出たかったんです。
みんなそうだと思うけども。
出たかったというか、出たらどんな感じなんだろうという興味というか好奇心というか。
なんかそんな感じ。
結局ガンバはそこにたどり着くことなく1シーズン制になった2005年に優勝。
チャンピオンシップの興奮や空気を味わうことなく2015年を迎えたわけでした。

よく勝ち点最多チームが年間優勝にならないからダメとか言われますけども(そして僕もその意見に大いに賛成ですけども)、04年までは「まぁそうやけど出れるんやからええやんけ」ぐらいに思ってた。
で、今回実際に年間勝ち点3位という微妙な立場で出させていただいて思ったのは、やっぱりこれ優勝しても心の底から喜べるんやろか?ということでした。
負けたから言うわけじゃない(と自分では思ってるん)ですけども、表面的にはウェーイってなってたかもしれないけども喜びの度合いとしてはそれほど高くならなかっただろうなとは思いますよね。
半笑いみたいな感じだったかもしれん。
まぁ勝ってたら勝ってたで違ったかもしれんけど。

結局このチャンピオンシップというトーナメントは出るチーム(出場する可能性のあるすべてのJ1リーグ18チーム、そしてそれを応援する人含む)のものじゃなくて、それ以外の人のためものなんですよね。
サッカーに特別思い入れのない視聴者、スポンサー、放映権を買ってくれるかもしれない海外の放送局等々。
なので内輪の人間が「チャンピオンシップ面白くない」「最悪だ」というのはあまり言わない方が良いんだろうなとは思う。
少なくとも表立っては。
人間何が面白そうと思うかっていうと「何かわからないけど楽しそう」という事象に興味を持つことが多いですしね。
そういう空気を纏っているものに好奇心をいだく。
こっちの水は甘いよ的な。
人が集まったら企業もほっとかないわけですし。
なのであんまりつまらんつまらんばっかり言わん方がいいんだろう。
まぁそれでも2ステージ制には俺は反対なんだけど。
このへんのことは頭と気持ちの間で自分の中でもあんまり整理ついてないです。
ポストシーズン制自体はいいとは思うけど。
でも日程面はもうちょっと何とかしてほしい。
そんな感じです。

こないだも書きましたけどこのチャンピオンシップはACLの出場権争いだと思ってたところがかなりあって、とりあえず浦和に勝ってのストレートイン狙い、さらに広島に勝ったらリーグチャンピオン枠&CWC出場権獲得という。
天皇杯優勝したらリーグ2位枠じゃなく天皇杯優勝枠での出場でしたよね確か。)
なので浦和に勝った時点でほぼ目的は達成というか、あとは棚ぼた的オマケみたいな感じで見てた部分もある。
勝ってたら負い目みたいなものあったかも。
負けて良かったとかはまったく思わないし、悔しいのは悔しいんだけど。
同じこと2回書いてるな俺。

このCSを通してのガンバ的クライマックスはやっぱりあのポストプレーが頂点で有頂天でした。
あの瞬間が一番テンション上がった。
勝ち方が劇的だといろいろ楽しいです。
3位なのにゴメンねという気持ちは大いにあるんですけど、正直準決勝が一番印象に残ったし、のちのち振り返ってもあのシーンが一番に思い出されるのでしょう。
面白かった。

あれで「あわよくば…」なんてちょこっとだけ思いましたけれども、まぁでも今年のガンバにできることはこのへんまでなんでしょうな。
「このへん」というのは相手より10試合以上多く戦って勝つことまでは無理だったということも含めて。
あと戦力的な不備とか監督の採った策やシーズン後半のエースの失速なんかも含めて。
中2日のキツさとか扇谷が相変わらずクソだとかいろいろツイてない要因はあったと思うんですけども、それでも「その上で勝つ」みたいなアホみたいな強さのガンバ大阪が見たいです。
んが、そういうのはまだまだな感じなので、来季以降のチームに期待。
まだまだ強くならなければならぬ。
伸び代はある。
と思う。
あるんじゃないかな。


ということで、今年のリーグ戦は終わり。
お疲れ様でした。
ありがとうございました。
最後のタイトル天皇杯は獲りたい。


ガンバ大阪365エルゴラッソ総集編2015

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