ACL 準々決勝 第2戦 全北現代戦

ガンバ大阪 3-2 全北現代

いやー、まぁすごい試合だった。
漫画かよw


アウェイの第1戦を0-0で折り返してきたガンバ。
ホームでのこの第2戦、全北相手に無失点は厳しいかもなと考えると、まずは先制しておきたいところ。
その上でいくつゴールを奪って勝利できるか。
7月以降チームの状態は徐々によくなってきており、公式戦ここ6試合負けなし。
とはいえ2得点以上はしておらず。
そんな中でのこの大一番。

でも個人的には勝ち抜ける気しかしなかった。
ナビスコ名古屋戦でのPK 9-10 という運、鹿島戦での強い勝ち方。
いい流れ。

ところが始まってすぐにPK。
あれはどうなんだ。
やっぱ手にあたって右腕持ってかれたのが印象悪かったかね。
0-1。

しかしすぐさまセットプレーから得点。
阿部とパトリックの2人が上手く抜け出してゴールを決めた。
あのセットプレーは練習してたんだろうなぁと思わせる素晴らしいコンビネーションだった。
パトリックもよく決めた。
あそこで枠を外してこそのパトなのだが、今回はお上手でした。
これからもその調子でお願いします。
中東とかヨーロッパとかから目を付けられない程度にお願いします。

これで1-1。
しかし案の定アウェイゴールを与えちゃったのでこのままではダメ。
みんなが困ります。
何としても勝たねばならぬ。
まぁ当初の目標どおりなんだけども。

前半はガンバペースか。
全北としてはドローでOKということもあるので序盤からそこまで前がかりになる必要がなかったという面はあるにせよ、主導権はおおむねガンバ。

しかし全北強い。
全員がやるべきことをキチっとサボらずにやっている印象。
10回戦ったら半分勝てたらいい方かなーみたいな。
でも負ける気はしなかったけども。

この日スタメンのフタ。
宇佐美欠場なのでそのかわりに左サイドに入ったフタ。
フタがプレーしてるのを見ると日々の疲れが取れていく気がする。
視覚からの癒やしとしてのフタ。


後半に入って65分にオ・ジェソク米倉恒貴二川孝広→リンス。
交代前の監督の様子が映ってたので見てたらホワイトボードで何やら右サイドを突け、活性化させろ的な身振り。
しらんけど。
なんかそんな感じで2枚投入。
相手もルイス・エンリケ投入。
やっぱもう1点狙ってくるか。

そんな中での倉田のミドルが決まる。
あれは相手の選手に当ってコース変わってたね。
GK一歩も動けず。
やっぱ撃たないと始まらない。

やったー2-1だーリードだー勝ち抜けクルー!!なんて思ってたら全北はFWウルコ・ベラ(背番号74て)とこれまたFWのキム・ドンチャンを投入。
一方のガンバは 阿部に代えて金正也
5バック?で守りに入った。
だ、大丈夫か……?という一抹の不安。

88分。
右サイドから上げられたボールをヘッドで叩きこまれて2-2。
上げられて「あかん」と思ってから悪夢としか言いようがない数瞬だったな、あれは。

でもなんていうかまだ「いける」という気持ちというかそういうのはあった。
時間はある的な。
聞けばスタジアムの雰囲気もそんな感じだったそうで。
やっぱりそういうスタンドの雰囲気がチームを後押しするんですかね。
「ああああ〜〜〜……」ってなると選手にも伝播する。


そうして迎えたアディショナルタイム90+3分。
相手がクリアしたボールを遠藤が拾って縦に出す(この遠藤さんのパスがめっちゃ上手かった。うますぎ。)

受けたのは金正也(なぜお前がそこにいるw)

金正也がこれまた絶妙なパスをワンタッチで縦に出す(そんなテクニックがあっただなんて)

抜け出したのは米倉(なぜお前がそこにいる2)

右足でシュートするもカスッ

左足で倒れ込みながらもう一度シュート

ボールはGKの横を抜けてネットを揺らす。

   
そっからはもうシャバダバよ。
叫びまくって喜びまくって一瞬記憶飛んでるよね。
痺れるというか絶頂というか。
何か出たよね。
興奮という言葉では物足りない。
もう本当に最高のゴールだった。

あの瞬間、米倉のあの左足先にはガンバ大阪の選手・スタッフとガンバサポの全員の願いとか祈りみたいなものがすごい純度で込められてたような気がする。
ガンバ大阪本当にありがとう。


というわけでベスト4進出。
セミファイナル7年ぶりですか。
ご無沙汰すぎてもう。

次はいよいよあの広州恒大
正直怖い。
どうなってしまうのか。
でもガンバならやれそうな気がする。
マジで。
楽しみ。

しかしほんとACL最高だわ。
マジで痺れる。