第34節 ジュビロ磐田戦

ジュビロ磐田 2−1 ガンバ大阪

えー、ということで負けてしまったわけなんですけども……。
「降格なんて、あるわけない」、「こんなの絶対おかしいよ」、「フロントって、ほんとバカ」などと思いながら過ごしてきた暗黒のシーズンもやっと終わり、失意のどん底の気分を味わいながらもどこかしらホッとした気持ちにもなっていたりします。
しんどかった。

だけどやはり降格するなんて微塵も思っていなかったし、今もショックの尾をビローンと引っぱりつつため息ばかりが出てきます。
残念という言葉では表しきれない。
試合直後は悔しさとか悲しみとか空しさとか行き場のない怒りとか、いろんな感情が渦巻いておりましたが不思議と涙は出なかった。
ただただ呆然として、現実感のないままフワフワした心持ちでTV画面に映る選手達を眺めてた。
なんでこんなことになってしまったのか。
これは現実なのか。

簡単にこの試合について触れておきますと、前半からガンバの選手達はものすごく気持ちを出してくれててとても良かったと思います。
しかしそれ以上に磐田の守備がよかった。
なんですのん磐田さん。あなたたち8試合勝ち星なしやったんちゃいますのん。
磐田は綺麗な2ラインで守備ブロックを作ってボールを出せるコースを消し、ガンバのボールの出所に対して積極的にアプローチ。
正直前半は何もさせてもらえなかったという印象。
しかし後半は磐田の守備も綻びを見せ、ガンバをそこを突くようにチャンスを増やしていく。
まず53分、倉田のゴール。
右サイドのゴール脇でボールを受けた倉田が絶妙なテクニックで相手DFを翻弄し、そこしかないというコース(GKの脇ボール1個分)に蹴りこみネットを揺らした。
これには痺れましたな。素晴らしいゴールでした。
よし、これでいけるという勢いも付いた。
実際、このあとフタ、レアンドロ、遠藤の決定的なチャンスが続き、これなら勝てるという期待も膨らんだ。

しかし85分。
左サイドから侵入され角度のない位置からシュートを決められる。
1-2。
あぁ……。

結局これが決勝点となり敗戦。
勝てたんじゃないかという思いの残る試合でした。
あの後半の攻勢の中でどれかが決まっていればという気持ちが拭えない。

追加点を奪われてからロスタイムまで含めた約10分間は本当に地獄を見る思いだった。
サッカーを見ていて恐怖を感じたのは初めてだ。
覚悟なんてできていなかったし、開き直ってなどいなかったのだと思い知った。
ちょっと震えてた。


勝てば残留というシチュエーションだっただけに余計に悔しさが残るという気持ちもありますが、しかしまぁ振り返ってみれば残留に値する成績でなかったのも確か。
総得点リーグ1位ですとか得失点がプラスですとか、ガンバらしい部分もありますけれども、さすがにこれだけ失点が多く、バランスの悪い勝ち点の落とし方をしていれば降格もやむなしと思えるほど。

そっかあ、降格したかぁ……。


思えばこのリーグ戦最後の3試合というのは今年のガンバ大阪を象徴していたような気もする。
何でこんな強いチームがこの順位なんだと思わせる快勝をした清水戦。
ホームなのに勝ちきれずにドローにしてしまった東京戦。
そして勝たなければいけなかった試合で相手を追いつめつつもスコーンとやられてしまった磐田戦。

今年はそんな試合ばかりだった。
楽しいと思える試合は少なかった。
ホントつらい1年でしたね。


1年で戻って来ましょう。
J2が簡単なところじゃないとは思う。
でも必ずまたこの場所に戻ってこよう。
ガンバの選手達ならきっとそれができるはずだと思うのです。


何かこういうの書いてたら気が紛れてきて来年がちょっと楽しみになってきた。
これもブログの効能というやつですかね。
アウトプットすると気分が晴れるというかスッキリします。


「来季からJ2」という事実はいまだに実感としてはあまりないのですが、今後メディアに取り上げられる機会の減少や、ナビスコや中断期間のない日程なんかを見てジワジワとくるのかなぁと想像しております。

というわけでガンバさん来年もよろしくお願い申し上げます。
まだ終わってないけど。