ちょっと自転車で琵琶湖1周してきた。
春と言えばロングライド!
ということでGW中の5月5日、ビワイチ行ってきた。
「ビワイチ」というのは琵琶湖を自転車で1周すること。
http://www4.atwiki.jp/biwako/
最近あんまりガッツリと走ってなかったので久しぶりにロングライドとか行きたいなーとか思ってて、じゃあどこに行きましょうという感じだったんですけども、やっぱりやるなら今まで走ったことのない距離だよなとか思ってビワイチに行くことにした。
テーマは頑張ったら負け。
コースはこんな感じ。
R171を通り、京都を抜けて琵琶湖まで。
そもそもこのビワイチに行こうと思ったのは前日の5月4日の夕方で、お世辞にも計画的とは言えないものだった。
とりあえずやったことは以前にルートラボで作ってあったコースをGARMIN Edge500にインストールしたことぐらい。
たぶん道に迷うこともないだろうと思ってたし、地続きなんだからまぁ何とかなるだろうとか思ってた。軽い感じで。
スタートは4時に設定。
5月5日の大阪の日没の時刻を調べると18:59となっていた。
できたら暗くなる前に帰ってきたい。
距離は約300kmだから信号ストップや休憩の時間込みのアベレージを余裕を見て20km/hぐらいと計算すると約15時間。
てことで4時出発。
3時半に目覚ましをセットして床に就いたのが2時。2時。
なんでそんな日に夜更かししてんの俺。
*
この日の装備。
- バイク:TREK 2.1 (2012)
・サドルをBONTRAGER AFFINTY 3にしてタイヤをMICHLEIN PRO 3 Raceにした以外はどノーマル。
- バックパック:deuterのウルトラライド
【中身】
・MAVIC Espoir Jacket(ウィンドブレーカーですね。)
・手拭い1枚
・ロック2個
・軍手
・iPhone用バッテリー
・財布(中身は現金5,000円ぐらい+健康保険証&クレジットカード)&鍵
【ジャージのバックポケット】
・ハンドタオル
・CO2ボンベ
・グランジのポンプアダプター
・iPhone
こんな感じ。ホントはバックパックは背負いたくなかったんだけどしょうがない。
*
てことで出発。
この時期、朝の4時はまだまだ肌寒い。なくてもいいかなと思ってたウィンドブレーカーをいきなりバックパックから取り出して装着。そしてこれが後々まで大活躍。
ウィンドブレーカーって着たままで走るとものによっては汗抜けができなくて内にこもってしまったりするんだけど、この日はそんなこともなく。
とりあえず日が昇るまでは着たままで行くことにした。
車も少ない。
まだみんな寝てる街並みを眺めながら、これから俺は300km走るんだなーとか何かそんなことをぼんやりと考える。
200kmまでは走ったことはあるが300となると未知の領域。どうなるか想像も付かない。
なので、自分の中で1つ決めたことは心拍を130以下に抑えて走ること。それぐらいで行けば脚も保つだろうと踏んで軽めのギアをクルクル回す。
京都までの道はR1とR171を考えたけども、走り慣れてる171で行った。
分かりやすいですしね。
高槻を過ぎたあたりで朝日が昇る。
まだまだ交通量も少なくて快適。
京都市キター
ここで6時。スタートして2時間。
そういえば朝ご飯を食べて来なかったのを思い出してセブンイレブンでおにぎり買った。
ここを過ぎたあたりで同じように自転車で琵琶湖を目指すという60歳前後のおじさんに会った。
信号待ちでちょっと話したりしたけども、琵琶湖大橋あたりで息子さんたちとBBQをするらしく、自分だけ自転車で向かってるらしい。
元気っすね。
このおじさんとは僕がグルッと琵琶湖を回った時にまた会うのだが、その時はこっちが「おーい!」って声掛けたけど気付いてもらえなかった。
まぁでもこういう出会いがあったりして自転車旅は楽しい。
*
そして滋賀県に入る。
スタート前の不安は京都の五条通りから1号線を通って滋賀に入るとこのあれ何だろ、西大津バイパス?みたいなところがちょっとややこしかった。
一応コースはサイコンに入れてるからルートは出してくれるんだけどあのバイパスのとこでちょっと迷ってしまった。
こんな感じで出ます。
進む方向の道しか表示してくれないけどもこれが意外とわかりやすい。
そしていよいよ琵琶湖着いたー。
琵琶湖にはちっちゃい南湖とメインの北湖がある。
ビワイチには北湖だけを回るショートビワイチと、南湖も併せて全部を回る真ビワイチとがあるけど、今回僕が回ったのはフルの方。
「岬は時計回り、湖は反時計回り」という先人の教えに従って南湖の南端から反時計回りにスタート。
テンション上がる。
走ってすぐ感じたのは風がホントに涼しい。
湖の水面を通って冷やされてきた風が自転車で走る身体に心地良い。マジで天然のクーラー。
本当に気持ち良かった。
家に1個琵琶湖ほしい。
湖に沿って自転車道チックな道もあったけど歩行者もいたりして走りにくそうだったので普通に車道を走る。
そしてあっという間に100km。
いつもだったらもう少し疲れてもいい距離なのに心拍に気を付けて走ったので全然楽チン。
少し行くと長命寺を過ぎたあたりで山林コースが現れた。
軽く上りだけど、それよりも緑いっぱいでこれはまた違った気持ちよさ。
車とか全然通らなくて超静か。
おかしい。
俺が見た景色はもっと綺麗だったのになんだこの写真w
なんか大仏がいた。
びわこ大仏?なんかそんな名前だった。
そして折り返し150km地点。
150km。距離的にも時間的にもちょうど予定の真ん中あたり。いいペース。今このへん。 twitpic.com/9headk
— シウヘイ (@_shuhey_) May 5, 2012
湖の北側、奥琵琶あたりは山岳になっていて、斜度的にはそんなにキツくはなかったけどもトンネルとかが多くてそれが面倒くさかった。
トンネルを避ける旧道とかもあるにはあるんだけど、コース的なわかりやすさを取ってトンネルを通った。
そしていよいよ折り返し地点も過ぎて精神的にもちょっと楽。
湖東側に回るとコースの設定がミスだったのか時間的にそういうものなのか、それとも元々そういう道なのかは分かりませんけども車の交通量が多くてちょっと閉口した。
道もちょっと湖から離れがちだったし。
なのであんまり写真を撮る余裕もなく。
まぁ疲れてきてたってのもあったけど。
今までの最長走行距離は203km。
いよいよここから先は初体験。でも脚は全然残ってる。余裕と言ってもいい。結構いけるもんだなと。やっぱり心拍(ry
でもこのあたりになると日焼けがヒリヒリし出して、ハンドルを握りっぱなしだった手の平が痛くなってきた。
ストレッチはこまめにしてたんだけどやっぱりずっと乗ってりゃ痛くもなるわなー。なー。
そしてビワイチ行ってきた!というブログとかには必ず出てくる白鬚神社。
俺もいちおう写真撮っといた。
このあとは順調に琵琶湖の南端まで。
でもここでトラブル。
浜大津のあたり(1周の結び目あたり)まで帰ってきたらなんかサイコンがおかしい。
さっきからずっと残りの距離が減らない。
おかしいな?と思っていろいろボタンを押してみたけども反応なし。フリーズ。参った。
このフリーズのおかげで京都に戻るために曲らなければいけない道を真っ直ぐ来てしまった。
で、仕方なく電源ボタン長押しで再起動してみたら、ここまでのデータが飛んでなかったのでこれは助かった。
気を取り直し、道を戻って再スタート。
結局30分、10kmぐらいのロス。
めんどくせー。
あとはもう来た道を戻るだけ。
迷うことなく京都を抜けてR171を通って帰ってきた。
途中の高槻あたりで雷雨&雹に降られたのはいい思い出。
でもあれはビックリしたな。
そんなこんなで19:30頃に帰宅してビワイチ完了。
脚は全然残ってたし、体力的にもけっこう余裕があった。まだ50kmぐらいなら行けた気がする。
これはちょっと予想外。もっとヘロヘロになるかと思ってた。
*
というわけでおまけ的に走行データを書いておく。
Distance: 295.94 km(+10kmぐらい)
Time: 15:08:01
Moving Time: 12:39:20
Elapsed Time: 15:46:55
Avg Speed: 19.6 km/h
Avg Moving Speed: 23.4 km/h
Max Speed: 54.2 km/h
Avg HR: 118 bpm
Max HR: 160 bpm
Avg Bike Cadence: 69 rpm
Max Bike Cadence: 240 rpm
教訓としては何がありますかね。
・アームカバー等で日焼け対策。
→日焼け止め塗っていったけどあんまり効かなかった。日焼け止めの場合は持っていった方が吉。
・コンビニで補給食なんかはちょっと余分に買っておく。
→いつでもどこでも休憩できるという心理的余裕大事。早め早めのホイミ。いのちだいじに。
・鼻歌とか独り言とか超オススメ。
→ただずっと走ってるだけだと何も考えなくなって精神的にしんどくなりそう。
・ストレッチ超重要。
→休憩の時は意識してストレッチ。やってみると自分が思ってるより疲れてることがわかる。靴も脱ぐ。
・手がしびれてくるので血行良くするための何か。
→これは何か対策を考えたい。
・心拍大事。
→これを意識するだけでだいぶ違うことが改めてよく分かった。
そんなとこでしょうか。
というわけでビワイチ楽しかった。こんなに楽しいとは思わなかった。
今回はソロでしたけども、何人かで一緒に走ってもたぶんきっと楽しい。
今度は秋とかにまた行きたい。
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