セホーン、呂比須解任。山本辞任。松波新監督。

いやー、これは驚いたな。
公式戦5連敗となった昨日の磐田戦が終わったあと、これはもう普通に擁護のしようもないし解任要求するしかないでしょとか思ってたけども、さすがに昨日の今日で決断されるとは思ってなかった。早くても来週かなとか思ってた。
山本強化本部長はよく決断したなと思う。不本意だし苦渋だったろうということは想像に難くない。英断だと思う。そして社長はその山本の決断を受け入れる決断をした。違約金などいろいろと経営面での問題もあるでしょうが、こちらもまたよくぞ受け入れたなと思います。
“過ちを正すに憚ることなかれ”を地でいく決断。
思うに社長は部下を本当に信頼しているというか任せているんだなと。任せっきりというと言葉はあれだけども、サッカーに関しては素人なりにそのへんはわきまえて自分なりに徹底してるのかなと思った。
西野を退任させるときも社長の決断というよりも山本の考えだったろう(じゃないとあんなに西野に心酔していた社長がいきなり切るとは思えない)し、今回も社長がセホロペのクビを切ったというよりも、山本が解任を決め、その上で自らも辞任すると決めて、それを社長があとの責任をすべて引き受けて部下の決断を尊重したという形なのだろう。
あくまで想像ですが。
そこで変な口出しとか横やりとか、ナベツネみたいに生兵法な頭越し越権行為とかする人じゃなくてよかったと思います。

いずれにしても、この早い決断でセホロペ体制がご破算になったことはよかったです。
まったく希望も期待も持てなかったからな、あのサッカーには。元サッカー選手・元監督な山本もそれは見てて感じてたことでしょうし。


で、今後について。
今季、クラブは「勝ち点73以上を目指します」と宣言した。
すでに9失っているのでガンバに残された勝ち点は93。このうち20しか落とせないということは残り31試合のうち6敗1分けとか4敗4分けとかそんくらいか。正直難しいと思う。というかムリポ
というわけで、ここはまず残留をひとつの目標とし、その上でいくつ順位を上げられるか。そしてカップ戦であわよくば……というところが現実的なラインでしょうか。
世代交代的なことはユースの監督をしてた松波だから今すぐにではなくても進めてくれるんじゃないかと期待してる。

しかし松波にはもっとちゃんとした形で監督に就任してほしかったなー。ガンバ大阪の「大事な男」なわけですし。
時期としてはあと2〜3年後ぐらいかなと思ってた。
今年からやるなら松波にあとをやらせたいので西野さんありがとうございましたという形が一番スマートだったと思う。世代交代のシンボルとしての松波新監督。それなら新チームの顔ぶれも今と違ったものになってただろうと思う。今さらながらにこのオフの山本主導の監督選びとチーム編成が悔やまれる。
しかしもうそれはあとの祭り。


とにかく松波新監督に期待したいことは、守備の立て直しとかそんなのはどうでもいいからまず攻撃
まぁサッカーにおいて守備と攻撃を分けて考えるのはナンセンスだとは分かってはいますが、まず攻撃を何とかしてほしい。守備は最後でいいです(笑)。
Jリーグ開幕からこれまでのガンバのサッカーを身をもって知っている松波ならできると信じてる。

しかし本当にあとがなくなったな。
徳俵に足がかかってる。ガンバ大阪崖っぷち。
でもなんだろう。すごく晴れやかな気分だ。
週末が超楽しみ。