迷走監督人事。

えー、なんかエライことになっておりますけども。
大筋で合意していた呂比須にすんなり決まるかと思われた来季の監督人事は、協会による外国人監督資格審査において呂比須のライセンスがS級相当と認められなかったことにより振り出しに戻り、候補をもう一度ピックアップし直すという最悪の事態に。
ガンバさんのエクストリーム監督探しが今クライマックスを迎えようとしております。

日本サッカー協会から呂比須の監督資格を認めない旨の連絡が入った15日、ガンバは呂比須を来季の監督とすること断念。ブラジルに渡っていた山本強化本部長が呂比須とともに他の候補者と改めて接触、交渉。
候補者には呂比須の師匠だ、30年のキャリアを持つ監督だのといった、呂比須に関係のありそうな人を片っ端から挙げていくという各紙スポーツ新聞記者による飛距離比べが賑やかです。

しかしこれらの報道が本当だとすると、ライセンスさえありゃ誰でもいい臭がハンパない感じもする。しかも超二股。二股なのに大筋で合意っていうのがもうひとつよく分からないけど。誰と何を合意したんだ。
で、ちゃんとしたビジョンとシビアな目でもって監督選びをしているのかなとちょっと不安にもなる。
ただでさえ呂比須呂比須が連れてくるコーチを雇うだけで済んだのがもう一人新たに監督を雇わなければいけなくなるという億単位の無駄遣いをしでかしているのに、ここでまた監督選びを失敗したりしたら。
まぁそんなことはないと信じたいけども。

でも実を言うと僕は遠藤がいるうちはガンバの監督は誰がなってもそれほど大差ないだろうと思ってる。あれほどの選手がいればどんな監督だって彼を中心に据えずにはいられないだろうし、そうなると自然実践するサッカーの方向性に差異は出ないだろう。あるとしてもその監督ごとのちょっとした味付け程度だろうと思う。
なので「ぶっちゃけ誰でもいい。それほど酷くなければ」という心情もあるといえばある。

むしろ心配なのは遠藤が引退してからであって、その頃には新スタジアムも完成してるだろうし、そうなると金森社長もお役ご免で退任、山本強化本部長も一緒に辞めてるかもしれない。
その時にガンバが落ち目になってもそれは「遠藤がいなくなったから」と言われるに決まってる。本当はそうでなくても絶対そう言われる。
その時になってあの時もっと長期的な視点でちゃんとした監督選びをしていたら…とならないかの方が心配。
なので、強化部にはちゃんとした監督を選んで欲しいというついさっき上に書いたことと矛盾するようなことを思ってたりもします。
でもまぁ「既に大筋で合意」らしいのでもうあれですけども。


ってこんなこと書いてたら新スタ議案可決ニュースキター!!ヽ(゚∀゚)ノ